サハ共和国

さはきょうわこく

ロシア連邦国内の共和国。

ロシア連邦における連邦構成主体であり、極東連邦管区に属する。首都はヤクーツク。

旧名称はやクート自治共和国或いはヤクート自治ソビエト社会主義共和国(1922～1990)、ヤクート・サハ共和国(1990～1992)。

シベリア地方の中央部に位置し、南部は主にタイガの針葉樹林、

北部は北極海に面してツンドラとなる。全土が永久凍土である。

総面積は300万平方キロメートル以上。これは独立国で世界第8位の広さを持つアルゼンチンよりも広く、

7位のインドにやや及ばない程度にもなる。世界最大の地方行政単位である。

大陸性気候で、北半球では最も寒い地域とされ、内陸部では1月の平均気温が-50℃にもなる。

主な民族はテュルク系のサハ人(ヤクート人)やロシア人など。エヴェンキ人、ユカギール人、チュクチ人などシベリア先住民族が多数住む多民族地域でもある。

公用語はロシア語、サハ語。