概要
基本的には「トルコ」と同じ言葉だが、現在のトルコ(オスマン帝国→トルコ共和国)はテュルク系民族の一部がアナトリアに移り住み、起こした国なので、便宜上「トルコ<テュルク」として使い分けられることが多い。
テュルク諸語とされる言語群を言語とする。本来人種的にはモンゴロイドだが、西のヨーロッパ方面に移住したテュルク系はコーカソイドとの混血が著しく、現代のアゼルバイジャン人やトルコ人などはほぼ白人(中東系およびスラブ人やギリシャ人)である。中にはバルカン半島東部(現在のブルガリア)に居住していたドナウ・ブルガール人のように、現在では完全にスラヴ人と同化してしまった民族も存在する。
タジキスタンを除く中央アジア諸国、アゼルバイジャン、トルコ、東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)がテュルク圏とされる。