ストーリー
19世紀、アメリカ西部。銃が法律だった時代…。
サー・リチャード・ローズに多額の賞金が懸けられた。
助けた酒場の娘から情報を得たスティーブ達は、チャンスとばかりに彼の屋敷へと向かおうとするが・・・。
夕日に染まり行く広大な大地、4羽の鷹が荒野の安らぎを求めて翔けめぐる!
奴らのドテッ腹に風穴を空けろ!
概要
19世紀のアメリカ西部を舞台とした横スクロールアクションゲーム。
馬に乗っての銃撃戦や馬車の大爆発、蒸気機関車など、モチーフの西部劇の演出が派手な一作。
走り来る牛の群れの上を走る際の「死にたくなければ走れ!」などのおバカな要素も。
8方向のレバー+攻撃ボタンで8方向に射撃しつつ、レバーでの移動とジャンプボタン、特定操作で行えるスライディングで敵弾を回避しながらボスを倒すのが目的。
敵の攻撃を受けると1ミス。本作は2人同時プレイの他、国内では少なかったが4人同時プレイの可能な基板もあった。
ステージは全部で8つで、前半は賞金首と戦いながらリチャード・ローズの情報を得るまでで、後半はリチャード・ローズの3人の用心棒を倒して屋敷へ向かって討伐するまで、となっている。
どちらかと言うと海外市場向けの作品であり、北米では当時結構なヒットを記録している。
1992年にはGENESIS(海外版メガドライブ)、1993年にはSNES(海外版スーパーファミコン)にそれぞれ移植・発売されているが、GENESIS版は選べるキャラクターがビリーとコルマーノの2人に削られている上、ボスの削除などステージ構成も大幅に変更されている。
これに対して日本では家庭用の移植版は発売されていなかったが、2020年6月にアーケードアーカイブスでPS4、Switchで配信されるようになった。
キャラクター
操作キャラクターは4人。ボスは8人。いずれも個性的で濃いメンツが揃っている。
拳銃装備で連射が利き弾がまっすぐ前と斜め上の二方向タイプのキャラクターと、散弾銃装備で連射はそこそこだが、弾が拡散し当たりやすいタイプのキャラクターがいる。
操作キャラクター
- スティーブ
西部一の賞金稼ぎで、4人のリーダー格。拳銃装備。
- ビリー
早撃ちナンバー1のキザな男。拳銃装備。
ステージ4をクリアした後の踊り子が踊る演出の際、他の3人が食い入るように見るのに対し、彼だけは踊り子たちに背中を向けてしまう。
- ボブ
西部一の紳士。散弾銃装備。
- コルマーノ
ソンブレロとポンチョを着たメキシカンスタイルの男。散弾銃装備。
ボスキャラクター
- サイモン・グリードウェル
ステージ1のボス。10000ドルの賞金がかけられた悪徳牧場主。
屋敷の上から部下とともに銃撃をしかけてくる。
- ホークアイ・ハンク・ハットフィールド
ステージ2のボス。20000ドルの賞金がかけられた早撃ちの名手。
最初は線路をはさんだ向こう側から攻撃してくるが、部下をすべて倒すと正面に向かってくる。
- ダークホース
ステージ3のボス。30000ドルの賞金がかけられた黒い馬に乗った筋肉質の男。
馬に乗って移動しながら攻撃してくる。
- ザ・スミス・ブラザーズ
ステージ4のボス。40000ドルの賞金がかけられた無法者兄弟。
酒場を襲撃して踊り子を襲っており、上から爆弾や火炎瓶を投げてくる。
このステージはこのボス戦のみのステージとなっている。
- エル・グレコ
ステージ5のボス。50000ドルの賞金がかけられたリチャード・ローズの用心棒の1人。
コルマーノと同じメキシカンスタイルの男で、盾を構えながらムチを振るってくる。
コルマーノでプレイすると、彼を倒した後被っているソンブレロを交換する演出が見られる。
- チーフ・スカルペム
ステージ6のボス。60000ドルの賞金がかけられたリチャード・ローズの用心棒の1人。
リチャード・ローズによって戦わざるを得なくなった原住民の戦士。
剣を振るったり、多方向にナイフを投げるなど多彩な攻撃を持つ屈指の難敵。
倒した後妹が現れてトドメを刺すのを止められる。
- パコ・ロコ
ステージ7のボス。70000ドルの賞金がかけられたリチャード・ローズの用心棒の1人。
ショットシェルを巻いたスキンヘッドの巨漢。
機関銃を多方向に乱射してくるが、攻撃するとひるむこともある。
- サー・リチャード・ローズ
ラスボス。100000ドルの賞金がかけられたキザな貴族の男。この項目のトップ絵に描かれている人物が彼。
屋敷に来たプレイヤーに薔薇を送り、上のバルコニーから銃撃してくる。
バルコニーを破壊すると下に降りて動き回りながら攻撃するようになる。
関連項目
ミスティックウォリアーズ…同じコナミのアーケード作品。直接的なつながりは無いもののシステムの大部分が本作と共通する。また、ステージ1の背景にタイトルを模した看板とプレイヤーキャラのスティーブがゲスト出演している。