概要
「ウイニングポスト」シリーズは、一部の作品を除き史実期間を終えると架空期間に入る。史実期間では自家生産馬で史実馬と対決する、史実馬を所有して史実では成し遂げられなかった実績を目指す、はてまた史実で早世してしまった馬を所有することでその馬を延命させるなど、プレイヤーにとって夢のプレイもできる。
さて、架空期間になると架空馬のみが登場することになるのだが、一部の架空馬は能力が高いスーパーホースとして設定されている。本馬・サードステージはその中の1頭であり、初代から登場している、シリーズを代表するスーパーホースである。
母はスカーレットリボン→エコルシュ→スカーレットブーケ→ファレノプシスと後の作品になるにつれ変わっているが、この馬最大の特徴は、父がトウカイテイオーで共通していることである。
史実、トウカイテイオーは無敗の三冠馬・「皇帝」シンボリルドルフの代表産駒といっていいほどの実績を持っているが、種牡馬としては残念ながらGⅠ馬を輩出はしたものの実績を残せておらず、後継種牡馬すらほぼ残っていない厳しい状況である(現在はクラウドファンディングで種牡馬入りしたクワイトファインに全てかかっているといってもいい)。ウイニングポストでは、その血を繁栄するための1頭である。
また、トウカイテイオーやその父シンボリルドルフ、メジロアサマ・メジロティターン・メジロマックイーン父子を輩出しながらも、現在は牡系としては衰退してしまったパーソロン系の血を繁栄するための1頭でもある。
ウイニングポスト5では未登場。
そして、史実のトウカイテイオーが2013年に亡くなってしまったことを受けて、ウイニングポスト8 2015以降、架空期間から始める場合、トウカイテイオーはスペシャル種牡馬(何らかの理由で種牡馬入り出来なかった馬を種牡馬入り出来る)に設定された。これらの作品では史実期間から始める場合、トウカイテイオーの種牡馬引退時期はサードステージ誕生の前年になることでサードステージが産まれるように設定されていたが、未来シナリオが復活したウイニングポスト9 2020以降、プレイヤーが介入を行わない限り、この馬が産まれないという仕様に変更された。
ウイニングポストでは、さらに現役を続けたとしても「種牡馬は27歳で強制引退(『10』以降は28歳に緩和された)」という仕様上、トウカイテイオーは2015年末に種牡馬を引退してしまう。その最後の年である2015年にファレノプシスにトウカイテイオーを種付けすることにより、翌年にこの馬が誕生する。
察した方もいるかもしれないが、ウイニングポスト9 2020以降のシリーズでは、サードステージが史実の世代に入ってくる。
また、この世代は2019年のダービー馬ロジャーバローズがウイポに未収録(ロジャーのみならず他のバローズ冠名の馬はウイポに登場しない)であり、奇しくもサードステージはその穴埋め的存在になっている。
能力的に三冠最有力の能力になっているが、売却や、クラブに送るなどの手段を行うと、敵として戦うことも出来る。
ちなみにご明察の方もいるだろうが、この前後の世代にはアーモンドアイやコントレイルという日本競馬を代表する一流馬がおり、それらと引けを取らない戦いをしようものならこの馬の存在が引き合いに出されることは請け合いである。
能力
ウイニングポスト10 2024における能力。
スピードA+(77)
スタミナ75
パワーC+
瞬発力A
勝負根性A
柔軟性A+
精神力C
賢さA+
健康C+
馬場適性 芝◎ダート✕
距離適性 1800m~3200m
成長型 早め
成長力 持続
脚質 自在
気性 大人
特性 大舞台・根幹距離・坂越え・クラシックターボ
備考
- 馬名の由来は、初代ウイポの開発スタッフに劇団「第三舞台」(2012年解散)のファンがいたことから。(第三→サード)+(舞台→ステージ)ということでサードステージというわけである。
- サードステージという名前がつけられた馬は史実にも2頭いる。
- 機動警察パトレイバーにおいて後藤喜一が新聞を読みながら「あー、サードステージ調子良さそうだな。こりゃ秋のレースは全部持っていかれるぞ」とつぶやく場面がある。
関連タグ
19世代 ウイニングポスト9 2020以降はこの世代と同期