概要
『超人一等祭編』にて登場した悪行超人。出身地は雑誌掲載時とコミックス2巻まではイラクだったが、3巻以降ZAN国に変更された。
決勝トーナメント一回戦でフィオナを下し、準決勝ではケビンマスクに勝利を収めた。決勝戦ではキン肉万太郎との死闘を繰り広げるも敗北。
元々は平凡な弱体超人であり、最強の超人になるために大魔王サタンから地獄のアーマーを授かった。その際に飼い猫のミィを見殺しにし、地獄のアーマーを装着するために必要な「非情の強さ」を手に入れている。だが休憩中に自分に懐いていたミィに生き写しの野良猫にミルクを与えたり、観客がドゥームマンに投げつけた石から身をもって自分を庇った野良猫の姿に動揺したりするなど、完全に非情にはなりきれていなかった。万太郎にアーマーを破壊されるとともに非情の心も揺らいでいき、自らの意思でアーマーを破壊しサタンと決別した。
実は自分が気付いていなかっただけでアーマーなしでも才能あふれる実力派超人であり、万太郎と互角の戦いを繰り広げる。最後は万太郎の「マッスル・G(-グラヴィティ)」で戦闘不能となり、地獄のアーマーという「まやかしの鉄クズ」に頼った自分を恥じて生身でKOされるために残っていたアーマーも脱ぎ捨て、ツームストン・ドライバーを受けてKO負けを喫した。
その後正義超人に転身し、万太郎達と悪行超人に立ち向かうシーンで終了している。
必殺技
- ドゥーム・ボール
鎧を纏った身体を球体状に変形し、相手に体当たりをする技。ジェイドの「ベルリンの赤い雨」を受けてもびくともしない鎧の防御力もあって真っ向からこの技を打ち破るのは難しい。
- メテオ・スライサー
両肩に付いた回転式カッターで相手を切り裂く技。この技でフィオナとケビン・マスクに重傷を負わせ勝利した。万太郎との試合でもこの技で万太郎を血祭りにし彼に恐怖を覚えさせたが、あえて目を閉じて何も見えなくすることでその恐怖心を打ち破ったことで受け止められ、片方のカッターをもぎ取られてこの技を破られた。もう片方は残っていたが、上記の通り鎧の力を捨てる決心をしたドゥームマンが自身の手でカッターをもぎ取りこの技を2度と使うことはなかった。
- アルマゲドン・ハンマー
ドゥームボール状態で相手の真上から落下して自分の身体を叩きつける技。予選でジェイドを叩き落として失格にし、本線でのフィオナとの試合でも彼女に大ダメージを与えた。
- リアル・ドゥーム・ボール
地獄のアーマーを捨てた後に編み出した新技であり、ドゥームマンの真の切り札。身体を球体にして体当たりする点は元のドゥーム・ボールと同じだが、この技はぶつかった相手をそのまま球体状の自分の身体に貼り付けるように密着させると言う「地獄のアーマーの代わりに相手を自分の鎧のように纏ってそのままリングに叩きつける技」である。この新技で一度は万太郎の最強技であったマッスルミレニアムを打ち破ってギブアップ寸前まで追い詰めた。