概要
経済産業省が認定している国家試験のひとつ。略号はAU。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が試験の運営を行っており、高度情報処理技術者試験の区分の一つである。
システム監査技術者試験は、1986年に新設された当時は「情報処理システム監査技術者」という名称であったが、1994年に「システム監査技術者試験」へと変更された。2009年の新制度より試験区分などが変更となったものの、名称はそのまま使用されている。
システム監査技術者試験では、情報システムなどに関する総合的な評価や経営への貢献を監査し、報告や改善が行える者を対象としている。そのためシステムの開発や企画、運用に関する幅広い知識はもとより、リスクの分析や部下への指導、監査業務の適切な管理といった実践能力が求められている。
システムを外部から経営者の視点に立って監査するという性質上、受験者は技術者と言うよりも経営者側に立つ人が多い。もちろん情報処理技術者試験の一区分として実施されていることから、システムエンジニアのキャリアをバックグラウンドに持つ受験者も多い。合格者の平均年齢は40歳を超え、高度情報処理技術者試験の中でもITストラテジスト試験と並んで最難関の一角とされており、また、IT系国家資格の最難関の試験としても評価されている。
関連タグ
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関連資格
高度情報処理技術者試験 ITストラテジスト試験 プロジェクトマネージャ試験 システムアーキテクト試験 ITサービスマネージャ試験 情報セキュリティアドミニストレータ試験 応用情報技術者試験