曖昧さ回避
- ゲーム『ファイナルファンタジーシリーズ』に登場する青魔法。
- 青の騎士ベルゼルガ物語に登場するATの一種
ここでは2について説明する。
概要
青の騎士ベルゼルガ物語前半のライバル的存在。通称「黒き炎」。ストライクドッグに似た姿のAT。
バトリングのリアルバトルにのみ現れ、デスメッセンジャーによって見初められた対戦相手を、ダークオックスをパートナーとしてアイアンクローによって必ず抹殺して来た。
ギルガメス軍FX-ATのプロトタイプであるライジングトータス4機を一瞬にして撃破し、裏切ったデスメッセンジャーを破壊するなどの活躍を見せたが、最後にはベルゼルガ・スーパーエクスキューションと相討ちとなった。
その正体は、古代クエントの末裔・融機人の組織「ラストバタリオン」の総帥クリス・カーツと融合したマシーンであった。…と言っても「生物都市」的な物では無い。クリスを含めた融機人は外科的処置で神経組織と機械を結合した一種のサイボーグであり、本機やポッドベリーと言った「ラストバタリオン」所属AT(バララント軍の次期主力AT「Xシリーズ」でもある)は搭乗者が耐圧服の外に伸びた神経コードをコクピット内の機器類に接続する事で機体「その物を」搭乗者の肉体の延長として操る物である。※このシステムは後の「勇者王ガオガイガー『獅子の女王』(月刊「ホビージャパン連載分)」での「メビウス博士」、「ラプラス博士」のサイボーグ体にも踏襲されている(最もあちらは融機人程の機械の移植を行っていない)。連載版以外では件の設定画が何故か掲載されていない為、知らない人の方が多いかも知れない。
バララント側でグラバールとして完成を見る(システム的には完全に別物と化したが)一方、ベルゼルガ・テスタロッサにも頭部センサーの技術が採用される等、「青ベル世界」(一応、関係者的には「商業展開されたn字創作」扱いらしいので)におけるATの進化に影響を残した。
割と知られていないが、最終決戦時に隠し武器として「折れた右手首からのパイルバンカー」を繰り出している(エクルビスのパイルバンカーは、これのオマージュらしい)。
デュアルマガジン版
こちらではXATH-01、ストライクドッグのプロトタイプという設定。
デザインもソノラマ文庫版と大幅に違い、ストライクドッグの左腕をマニピュレーター+アイアンクロー(現在よく知られている黒き炎の左腕とほぼ同じ)にし、脚部のスラスターを外した(バックパックも少し違う)姿をしている。
元々はプラモデル、1/35ストライクドッグの改造例として作成されたものだった。
文庫版、デュアルマガジン版共に「コックピット内が対衝撃用のゲル状物質で充たされる」特徴がある。