シュバシコウ
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しゅばしこう
鳥綱コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属に属する大型の水鳥の仲間である。
翼開長200cm前後、体重およそ約2.7~4.4kgに達する大型の水鳥。
ユーラシア西部、ヨーロッパ・中東からアフリカ・インドを往復して暮らすニホンコウノトリの近縁種である。
ニホンコウノトリと異なる特徴として、朱い嘴を持つことから和名では「シュバシコウ(朱嘴鸛)」と呼ばれる。他にも、より小柄な体躯、集団で生活する、などの特徴をもつ。
ヨーロッパでは「コウノトリが子宝を運んでくる」と言う言い伝えがあり、敬愛されている。かつてのヨーロッパの町ではシュバシコウが人家の煙突や屋根に営巣することが多く、夫婦そろって甲斐甲斐しく子育てをする姿を、人間が目にすることが多かったためと推察されている。
全世界で数十万の個体が存在しているが、フランス・ドイツなどでは、水場の環境破壊、営巣しやすい伝統的な家屋の減少などによって、保護活動に熱心な一部の地域でしか見られなくなってしまった。
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