シュラ・ナイ・カノム・トム
しゅら
伝統あるムエタイの勇者。必殺技「真空飛び膝蹴り」を使い、何人もの挑戦者たちを退けてきた彼を人は「真空のシュラ」と呼んで恐れていた。そんな彼に、ある事件が起こった。尊敬していた兄が、ムエタイチャンピオンになった直後、何者かに襲われ消息を絶ってしまったのだ。兄の消息を掴むため、そして兄の「ムエタイを世界一の格闘技にする」という夢を継ぐために出場するのであった。
シリーズ第2作ワールドヒーローズ2より登場したタイの地味なムエタイ戦士ッス。
元ネタキャラは、アユタヤ朝の伝説にその名を残す勇者にしてムエタイ戦士「ナーイ・カノム・トム」ッス。
ワールドヒーローズ2だと、「修羅の門」の主人公「陸奥九十九」みたいな口調の地味な戦士だったッスけど、ワールドヒーローズ2JETからは、語尾に「~ッス」とつける地味なお調子者キャラになったッス。
プロフィールの好きな物にも嫌いな物にも兄貴の「アシュラ・ナイ・カノム・トム」とかーちゃんの「シーラ・ナイ・カノム・トム」があるので解ると思うッスけど、この二人には全然頭が上がらないッス。兄貴はルンピニーダンス習得の為の特訓にもつきあってくれたッス。
故郷じゃあ「真空のシュラ」ってことで有名だったりするんスけど、他の出場者からは
ホアチャッ!!君はスター性が乏しいね…
チマチマとセッコイのう。だから存在感がないんじゃあ!!
ヒット・アンド・アウェ~だぁ!?ストレス溜めてくたばれ!!ボケ!!
何だァァ!?その地味な技はァァッ!?迷彩かァァッ!?
お前の地味な技では、客は呼べねぇぜ!!
あなたが地味なのは、カルマの法則なのです。
かわいそうに…なぜ生まれてきたのだ(泣)
あなたって地味だけど実力者よね。あ、傷ついている…。
君もイレズミすれば、少しはハデになるザマス!!
ヘイヘイッ!!もっと華やかにいこうぜっ!!
何だ!?その貧弱な体はッ!?だから貴様は目立たないのだ!!
……お前……人気ないな。
……かわいそうにな。
ウシャシャシャシャッ!!地味ッ!!地味すぎるぜェッ!!
ウヒョヒョッ、血糊も、影も薄いぜェッ!!
地味なクズがっ!!
おめぇみてぇな地味な野郎は初めてだぁ!!
と地味だと言われまくってるッス。と言うかADK公式にまで
「シュラのくせに派手だ」
とか言って究極奥義ルンピニーダンスを地味にされてしまうところだったりするぐらいッス。
でも負けボイスの「負けたッスー」だけは地味とは言わせないッス。特に最初の一撃がトドメになって負けた後から攻撃を喰らう際の「負けたッスー」の連呼は必見ッス。
飛び道具系必殺技が無いうえに、突進系必殺技・対空必殺技にはそれぞれ問題点を抱えたりするうえ、ジャンプの滞空時間が長いと言う短所が多いスけど、シリーズを重ねるごとに性能は地味に向上していってるッス。特に究極奥義のルンピニーダンスは発生・リーチ・ダメージに優れるうえに突進系必殺技からつながったり、ルンピニーダンスからルンピニーダンスへと連発も可能なくらい高性能ッス。
使えない派手な技より、鋭くで無駄の少ない、実戦的な技のほうがいいに決まってるじゃないッスか
- タイガーファング
ダッシュアッパーッス。攻撃判定が発生するまでが遅いうえに追撃も基本的にできないッス。
- タイガークロー
ダッシュストレートッス。元々足払い系の技につなげやすい特徴があったッスけど、シリーズを重ねるごとに性能が向上して、ヒット確認からルンピニーダンスにつなげられるッス。
- ムエタイキック
虎のオーラをまとった跳び膝蹴りッス。「真空飛び膝蹴り」から今の技名になったッス。
ムエタイキッ!の声と共に天空高く飛び上がるので対空性能は高いッスけど、しばらくしてから画面外から落ちてくるので使いどころを間違えるとボコボコにされるッス。
- ダブルキック
ジャンプしながらローリングソバットする技ッス。ジャンプの軌道の都合で地上の相手にはカスリもしないッス。
公式には、試合中に相手を再起不能にしてしまったので封印した事になってるッスけど、実際はあまりにも使えないからといって差し支えないッス。
でも一応ルンピニーダンスのMAX版のフィニッシュでは封印を解くッス。
- ルンピニーダンス
乱舞系の究極奥義ッス。コマンドの難易度が高い以外は使い勝手の良すぎる技ッス。全部ヒットしたらそれだけでヒーローゲージがMAXになるッス。
- 地味
- ワールドヒーローズ
- ムエタイ
- ナーイ・カノム・トム
- アシュラ・ナイ・カノム・トム ※兄貴
- シーラ・ナイ・カノム・トム ※かーちゃん
- アユタヤ朝
- 三輪浩幸
- 修羅の門
- エイジ・シンジョウ 他作品の主人公でシュラとは『ハチマキをしていて、行方不明になった兄を探して大会に出場した』という点が共通している。
- 地味