CV:大和田仁美
概要
アステカの魔術組織に所属する少女であり、エツァリ(海原光貴)とは兄妹関係にも似た師弟関係があった模様。
経緯
『死体職人』の異名を持ち、死体から残留情報を入手して遺言が正しいかどうかを確認したり葬儀の方法をまとめたりといった、死者のアフターケアを行っていた。
世界各地の死者に関する魔術を学んでいたが、それはあくまでも平和利用のためであり汚れ仕事とは無縁のポジションに就いていたらしい。
しかし8月31日、アステカの魔術組織の「上条勢力を潰せ」という命令に最終的に反発したエツァリが組織を離反。
その3日後の9月3日(学芸都市編)、ショチトルもまた少女を救うために命令違反を犯し、兵器として改造されてしまう。
エツァリの離反により裏切られたと感じた彼女は日本人に変装した姿で暗部組織「メンバー」に身を置き、10月9日(暗部闘争編)にエツァリを復讐のため殺しに来ることになった。
原典『暦石』
巻物状の魔道書
『生と死に関する時間』の内容だけを抽出し宗教的な論説にまで発展させたもの。
原典の迎撃用記述内容は『武具を持つものへの反撃』
魔道書の防衛反応を利用し相手の武器を操って自殺させる術式を扱う
自殺術式の正体は、
「自分の肉を乾燥させて粉末状にしたものを周囲に散布し、それが付着したものを自在に操る」というもの。
しかし、本来戦闘系の術者ではなかったショチトルは自身の皮膚の内側に絵文字として記す禁忌に手を出したことで力不足を補っていた。
劇中での出番
とある魔術の禁書目録
原作では暗部闘争編(10月9日)、アニメではとある魔術の禁書目録Ⅲ5話で上述通りエツァリを殺害するために登場。メンバーは冒頭からすでに壊滅していたが、一時的な隠れ蓑に過ぎなかったためそのまま組織を離反している。
自殺術式とマクアフティルの攻撃でエツァリを追い詰めるが、アステカの剣はそれほど切れ味を持っていないことを逆手に取られ、右腕の骨を犠牲に受け止めたカウンターキックを喰らって敗北。
その後、術式のために禁忌を犯したことでショチトルの体は崩壊を始めてしまう。
暦石の存在に気づいたエツァリが自分の体に原典を移し彼女を生かす方向に原典を騙したため肉体の三分の二ほどを失いながらもなんとか一命を取り留めた。
とある科学の超電磁砲
本編では大覇星祭編(9月19日)で登場。色白肌の長身女性の姿と、禁書とはまったく異なる外見に変装してメンバーに潜伏していた。博士からは「アステカのお嬢さん」と呼ばれている。
ちなみに科学サイドに内容が偏重しやすい超電磁砲本編ではおそらくわずかながらも本筋に関わった行動を取った最初の魔術師である(過去にもインデックスを筆頭に魔術サイドの人間は出ていなかったわけではないが、物語の本筋に絡んだ行動までは描写されていない)。
上述通り時系列は9月3日「学芸都市編」ですでに佐天と会った後で話が進んでいる。
初登場はメンバーの博士からの電話に応答しようとする場面だが、魔術サイドの人間らしく携帯の操作に手こずるかわいい一面があり、横から使い方を教えてくれた佐天につい素が出てしまった。冒頭の台詞はその返しである。
アニメではとある科学の超電磁砲T2話からの登場だが、無論「学芸都市編」は未映像化のため最初の出会いはアニメでは現在描かれていない。
その後9話で廃工場(だと思われていた)篠原リキッドマテリアルに潜入した佐天と再会しここを出るように諭すが、暗部組織の指令の秘密を知った者として警策看取の液化人影に口封じに佐天が殺害されかける。
しかし博士の裏取りで警策の指令が統括理事会からのものではなく、依頼者と共謀した警策のエゴによるもの(=統括理事会が無関与なのでバレても処罰対象にはならない)だったことを看破したため、佐天は無事に開放された。
また警策の指令の裏取りの副産物で、警策の共謀者の正体と二人の狙いが最初から御坂美琴だったことも知っていた。
佐天と共に篠原リキッドマテリアルを脱出時、その美琴がレベル6に到達するための姿に変化しており、たまたま近くを通りかかった上条当麻に知っている情報全てを明かす役割を果たした。