概要
MK3から登場。シャオ・カーンの妻であり、キタナの実母。かつてはエデニアというアウトワールドと同じ領域に存在する国家の女王であったが、エデニアがシャオ・カーンによる侵略を受け、夫であるジェロッドは殺害され、自身はシャオ・カーンと再婚させられた。その後死亡したとされていたが、シャオのアースレルム侵攻のためにクァン・チーの施しで復活させられ、さらにシャオの忠実な妻として洗脳されてしまう。
本作でシンデルはキタナとの邂逅により正気を取り戻し、以降はシャオ・カーンと対立する事になる。だが『9』での歴史の再構築により正気を取り戻す経緯が無くなり、復活させられて以降は終始シャオ・カーン側の戦士として活動。側近であったジェイドはおろか娘であるキタナがアースレルムに味方していたため、彼女とは完全に絶縁を宣言。その次にシャオの手によってシャン・ツンを吸収して強大な力を手に入れ、アースレルム側の戦士の大半を虐殺した。が、最後の一人となったナイトウルフにトドメを刺そうとした最中、捨て身の手段として呪術を唱えた彼によって道連れにされた。
前作から約20年後が舞台の『X』では、クン・ラオやリュウ・カンと同じくレヴナントになってクァンチーの配下として暗躍。プレイアブルから外されているものの、ストーリーモードなどで戦闘できる。
11で実は生粋の悪女だったと判明。シャオに寝取られたのではなく、『自らの意思で夫ジェロッドを殺害し、エデニアを売国した』ことを暴露した。そのほかにもサブゼロ兄弟やフロストの先祖を追放したり、対戦相手を「下民」と見下したり、「跪かないならば喉笛を踏み砕く」と言い放つなど、悪女ぶりが際立っている。それに限らず、MK11の自身のタワーエンディングの内容やストーリーモードの劇中で、キタナを打倒した後、「Kitana shall be put in the chains. Let her suffer the anguish of defeat.(キタナは鎖に繋げておきましょう、“敗北の苦痛”を思い知らせるのよ)」などと、娘に対する凄惨な仕打ちを平気で行う毒親の側面も併せ持っている。
最新作の1では世界が再構築されたことにより前述の性根の悪さがなくなり、アウトワールドの現女帝として君臨している。リュウカンをはじめとする地球人サイドにも友好的。再構築前の世界で夫だったシャオはアウトワールドの大将軍となっており、恋愛的な絡みは一切なく対外政策を巡って度々対立する。因みにジェロッドはどうなったの?というと、こちらの時間軸もすでに故人であり、後にシンデルが即位した模様(但し、後に思わぬ形で姿を見せる)。また、長女・ミレーナを帝位継承者に定めている(妹になったキタナもミレーナと仲が良く非常に協力的)。
戦闘スタイル
浮遊能力と音波発生能力を駆使して戦う。
基本的に徒手格闘で戦うが、武器をデフォルトで装備しているアルマゲドンや11では偃月刀(関羽が愛用してたことで知られる薙刀ような長柄武器)を武器として使う。