概要
『ハリー・ポッター』シリーズのジェームズ・ポッター×セブルス・スネイプのBLカップリング。
ハリポタのBLの中でも一二を争う人気CP。
スネイプが学生時代、ジェームズから陰湿な苛めを受けていた事が激しくお姉さま方の心を揺り動かした。
ジェームズとスネイプがホグワーツ魔法魔術学校に在学している時の物が多い。
現実の2人の関係性は学校のマドンナ的存在だったリリー・エバンズを巡る恋敵同士であり、陰険で闇の魔術に傾倒していたスネイプと、快活で学校の人気者だったジェームズは、生い立ちも環境も全てが対照的な存在だった。そのせいか初めて会った時から2人して啀み合う水と油の関係だった。
2人の出会い
2人の出会いはホグワーツ特急のコンパートメントでセブルスが「リリーはスリザリンに入った方が良い」と話していたのを盗み聞きしたジェームズが「スリザリンだって!?」と割り込み、スリザリンを批判してグリフィンドールを薦めた事である。
その時、ジェームズが最初に話しかけたのは後の妻となるリリーではなくスネイプに対してであり、当初は恋愛よりも良いオモチャを見つけたという気持ちが先だったようでやたらとスネイプに対してしつこく絡み続け、二人は出会った当初から口喧嘩をしていた。
2人の学生生活
入学後、ジェームズはスネイプの内心にあるリリーへの想いを見透かしスニベルス(泣きみそ)と呼ぶようになっていじめるようになった。
因みに作中でセブルスのリリーに対する恋心に自力で気づいたのはジェームズだけであり、どれほどセブルスを観察していたのかが分かる。
「スネイプの最悪の記憶」ではO.W.L.試験が終わった後に悪戯仕掛け人と遊んでいた際、物陰で本を読んでいるセブルスを発見したジェームズは嬉々として駆け寄り、彼の杖を奪って魔法で宙吊りにしズボンを下ろしてパンツを衆目に晒す等のいじめを行った。
その後、駆け付けたリリーに「どうしてセブルスをいじめるの?」と聞かれた際には「これはもう運命に決められてるようなもので、セブルス・スネイプという存在自体が気に触る」と答えている。
また、リリーはジェームズのセブルスいじめに酷く憤慨しており、それが実質両想い(ジェリリ)だったにもかかわらず長年交際に発展しなかった原因であり、リリーからは「セブルスに構うのは辞めなさい」と再三怒られていたにもかかわらず、ジェームズはそれでもセブルスに構うのを辞めはしなかった。
しかしながら、ジェームズは完全にセブルスを嫌悪していたという訳ではなかったらしく、シリウスがセブルスを唆して人狼化しているリーマスと鉢合わせさせ、セブルスを殺害しようとした時には、事情を知ったジェームズが駆け付けてセブルスを救出している。
セブルス的にはマッチポンプとしか思えないのでジェームズを見直すという事はなく、寧ろ憎しみが倍増しただけなのだが一応借りとは思っているのか、在学中にリーマスが人狼であるという事は誰にも言う事は無かった。
また、ジェームズはセブルスがリリーを好きという事に気づいていたが誰かにその秘密を言った事はなく、悪戯仕掛け人仲間のリーマスや、魂の双子とまで言っている親友のシリウスですらセブルスがリリーを好きである事を知らなかった。
その後の2人
スネイプとの鞘当てはリリーがジェームズを選んだことで決着したが、その後も2人はリリーに隠れて呪いを掛け合う日々を過ごしていたらしい。
リリーが彼女になったことでジェームズの目的は達成され、それ以上関わる理由も無くなった筈なのに不可思議な話ではある。
周りから見た2人
シリウスら悪戯仕掛け人たちからは「スネイプはジェームズを羨んでいた」と語っており、リリーはジェームズがやたらとスネイプに執着(憎しみという形だが)している事を指摘している。