概要
第58話「前線基地地獄城!!」に登場した機械獣。
全高35m(しかし東映アニメ作中ではシーンにもよるが、明らかにそれ以上の巨体に描かれている)、重量320t。マジンガーZの二倍近くの身長を有する。
両足はクローラーで、長く伸びる蛇腹状の両腕の先端は、バケット状のマニピュレーターになっている。目からは破壊光線も発射可能。その巨体と形状に違わず、土木作業用の機械獣で、怪力も有する。
ドクターヘルにより、あしゅら男爵の指揮で前線基地建設の為に出撃した。
尚、土木作業を中断して出撃していくが、「キャラピラ式かつ巨体で、どうやるのか?」と思ったら、海中で横向きになって底面のロケット噴射で海を進んでいた。
その巨体と異様な姿のせいか、接敵してさやかからは「これはロボットお化けだわ!」、甲児からは「うっひゃ~!アルプスが引っ越してきたんじゃねえのか!?」とまで言われている。
劇中での活躍
投獄されていたあしゅらだが、ドクターヘルにより命じられ、前線基地建設の指揮をとるため出撃。自宅を襲撃し、ホバーパイルダーで脱出した甲児に対し、囮として引き付けるために光子力研究所に出現する。
マジンガーZより遙かに巨大なその体躯と、両腕のバケットを用いて攻撃。マジンガーZは両足のクローラーを光子力ビームで破壊しようとするも、エネルギーが尽きてしまう。そのまま一方的に攻撃し、戦闘を有利に進めるが、アフロダイAのミサイルでクローラーを破壊される。
そのまま、分離したホバーパイルダーとアフロダイAの同時攻撃で破壊されてしまった。
しかし、ジャイアンF3が引き付けていたため、前線基地である地獄城は完成。そしてマジンガーZはショートして、戦闘続行が不可能な状態に陥っていた。
オーバーホールが必要なマジンガーZ。そして出撃できないその間、巨大な機械獣タイターンG9が市街地を破壊し始める。
「マジンガーZ/INFINITY」にも登場。
一時的にではあるが、人類側と協力して、建築・建設のためにその機能を活用するシーンが劇中で見られた。
また、ボスボロットと重戦車Z改を追撃、その巨体をもって両者に襲い掛かる。
原案デザイン
永井豪御大が、原案デザインを手がけた。大きさの比較用にと、マジンガーZも原案デザイン画に一緒に書き込まれている。
ほぼ変更点なく清書され決定稿に(というか、原案のデザインは顔部分以外はラフデザインであるため、線が整ってない。全体のフォルムと顔、大きさと機能設定のみを決め、他の細かな点は東映側スタッフにおまかせしたものと思われる)。
関連タグ
ドジっ子:本編58話で土砂を取ろうとするも、2度もヘルとあしゅらを巻き込んでヘルから叱責される程。