「ワシの最後の願いだ、頼む……!」
CV:小室正幸
人物像
蝶ネクタイを外したオードリー春日のような服装をしている。
御年78歳という高齢にありながらなお現役の大ベテランであり、かつて二代目メイジン・カワグチと死闘を繰り広げた実力者。『A-R』回想では当時の姿が描かれている。
イオリ・タケシやラルさんとも旧知の中で、ラルさんからは「准将」と呼ばれ慕われている。
ジュリアン・マッケンジーの祖父にあたり、彼をライバルであった二代目メイジンのガンプラ塾へ、「ガンプラの光と闇を知って欲しい」との願いを込めて送り出した。
しかし、当のジュリアンは二代目メイジンの思想に対して迷いを感じた為にガンプラ塾を辞め、ガンプラからも引退してしまう。
孫のガンプラ塾離門から三年後、最高齢ファイターとして第7回ガンプラバトル選手権世界大会に出場し、決勝トーナメント準決勝まで駒を進めるが、試合直前に心臓発作を起こして入院。孫のジュリアンを自分の代理に立てると共に彼の愛機「ガンダムF91イマジン」を託し、三代目メイジン・カワグチと対峙させた。
しかし、すべては三年前にガンプラバトルを引退したジュリアンを再びガンプラと向き合わせるために打った芝居であり、歳を重ねて衰えた自分の力量では三代目メイジンことユウキ・タツヤに敵わないということを悟った上での策でもあった。本人曰く「戦局を見極めた」とのこと。
メイジンとの死闘の後、三年の時を経てガンプラへの情熱を取り戻したジュリアンが三代目と握手を交わす姿に感激して涙を流し、健闘を称える拍手を贈っている。
また、ユウキ・タツヤの父が経営する塗料メーカーの塗料を愛用しており、かつてタケシから贔屓にしている塗料メーカーの経営者の息子がガンプラを始めたという話を聞き、タツヤのガンプラ禁止を解くと共にガンプラ塾へ入門させるよう彼の父へ口添えした過去を持ち、タツヤが三代目メイジンとなる遠因を作った人物でもある(タツヤのガンプラ塾入門が結果として会社の経営にプラスに働くと見越しての助言であった)。
使用ガンプラはクロスボーン・ガンダムX2をベースとしたクロスボーン・ガンダムX2ジュリア。
漆黒だったX2をウェッジウッドをイメージした白磁色に染め上げ、装飾が施された真紅のマントを羽織った姿は第6回大会に於いて白き侯爵(ホワイトマーキス)と呼ばれた。