概要
米国テキサス州ヒューストン出身の彼は、マルチスポーツアスリートとしてイェイツ高校に通い、1993年に卒業。彼はヒューストンを拠点とするヒップホップグループ、Screwed Up Clickと仲間のラッパーであり、DJ Screwからリリースされたミックステープで「Big Floyd」という別名でフリースタイルをしていた。
その後、立て続けに窃盗や薬物所持で逮捕され、2007年にはヒューストンで住居侵入し武装し、妊婦に銃を突き付けて強盗した容疑で起訴され、2009年に裁判で司法取引を受け入れ、懲役5年の判決を受け収監された。
出所したフロイドはミネソタ州セントルイスパークへ転居。近くのミネアポリスでレストランの警備員などの職に就いた。死亡する少し前にはCOVID-19パンデミックに基づくミネソタ州の在宅指示の影響で仕事を失っていた。また自身も、4月に行ったCOVID-19の検査で陽性反応が出ていたが、検死報告書では、死亡時には既に無症状で二次感染の恐れもなかったと報告された。
2020年5月25日当日、警察官デレク・ショーヴィンを被疑者とする告訴状によると、偽ドル札の使用容疑により手錠をかけられたフロイドが、「呼吸ができない、助けてくれ」と懇願していたにもかかわらず、8分46秒間フロイドの頸部を膝で強く押さえつけ、フロイドを死亡させた。その時間の中で、フロイドの反応が見られなくなった後の2分53秒間においても当該警察官はフロイドの頸部を膝で押さえつけていた。フロイドは手錠を掛けられ顔は路面に押さえ込まれていたが、なおも当該警察官は膝でフロイドの頸部を押し付けていた、8分間路上に押し付けられ窒息死した。
この事件以降、全米国でBLM運動(Black Lives Matter)と暴動が多数発生した。
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