概要
ウィザーディング・ワールドの魔法生物。初出は「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で、原作「幻の動物とその生息地」には2017年の53版発売時点でも未掲載。
外見
普段は掌で包めるほどの繭状態だが、一度解き放たれると人の頭を抱え込める程の大きさに戻る。棘がついた蝶のような形状の鮮やかな青と緑の翼をもち、頭部は身や皮膚や体毛がない髑髏のようなむき出しの状態。
生態
別称「空飛ぶ悪魔」。上記の外見によって生息地帯の住民から「悪魔」と呼ばれるようになったらしい。毒を有しているが、ニュート曰く「彼らの毒液は薄める事で非常に有用性のある魔法薬が作り出せる」との事。
好物は人間の「脳」で、長い舌を出して捕食しようとする為おそらくM.O.M(魔法省)分類はXXXX(危険/専門知識が必要/専門魔法使いなら扱い可能)以上に値すると思われる。
活躍
ニュート・スキャマンダーが所有する個体が登場。緑の繭状態で彼のコートの懐などに忍ばされており、有事の際には攻撃や防衛手段として解放される。魔法薬を作る際の原材料となる体液を絞られる際も抵抗するような面は見られないが、これはニュートクラスの魔法動物学者だからこそできる芸当だと思われるので同じ真似はできないだろう。
元の姿で飛翔している最中はどうやら魔法使いの魔法による攻撃もある程度は耐性があるらしく、逃走中のニュートとティナを追う闇祓い達の攻撃を妨害し顔面に強襲。そのまま脳を捕食しようとしたがこれはニュートに止められた。