概要
『カードキャプターさくら』に登場するクリアカードの一種。
アニメ版オリジナルのカードであり、原作には登場しない。英語名は「STRUGGLE」。漢字名は「争闘」。
実体化すると中華服とお団子頭が特徴的な薄い赤系統のガラスや水晶の結晶で作られたかのような容姿のあどけない少女の姿を取る。
何気にクリアカード初となる人型で実体化したカードであり、カードの中では数少ない人型の姿を取る(厳密には「顕現」のカードが初だが、こちらはカードの力で生まれたロールケーキの動物に宿っていた(と思われる)為、人型として実体化していない)。
姿や名前からも想像できるように「闘」のカード(と幼い外見から「力」のカードも含まれていると思われる)の特性を併せ持ったかのような能力を持っており、使用すると高い格闘スキルを身に付けることが出来る。性格は不明だが、描写からとても好戦的な性格なようだ。
固着(セキュア)する為には動きを止めるしかないが、カード自身も拳法の達人である為に素早く動き回り、さらに厄介な事に「双」のカードの特性も持っているようで、両肩にある水晶を同時に破壊しなければならないという厄介な性質を持っている。
クリアカード編
第16話「さくらと苺鈴のおともだち」で初登場。
知世ちゃんの家で「揺動」のカードを固着後、帰宅途中の黄昏時の路上で突如としてさくらと苺鈴の2人の前に出現。
まるで自身の力を2人に誇示(或いは「揺動」のカードを固着したさくらとたまたま彼女の傍にいた苺鈴の2人の力を試す)かのように唐突に襲いかかる。
突如の襲撃に戸惑いながらもさくらを守るために応戦する苺鈴と一進一退の攻防戦を繰り広げ、右肩の水晶を砕かれ一時的に動きを止めるも直ぐに回復して再び活動を開始。
この危機的状況下において戸惑いつつもカードを観察していたさくらはカードの特性が「双」のカードと同じことに気付き、その指摘を受けた苺鈴はさくらに自身の指示通りに動くように指示。
2人のとても即席とは思えない見事な連係プレイにさっきとは打って変わって劣勢に陥って行き、一瞬の隙を付けれて2人に両肩の水晶を同時に砕かれ体が水晶の結晶の様に変化し動きを止められた所を固着された。
なお、この事件を切っ掛けにさくらと苺鈴は本当の意味で親友となり、お互いに名前を呼び捨てで呼び合う仲となる。
ちなみに「争闘」のカードの襲撃して来た時に肝心のケロちゃんは寝ていて全く事件について気付いていなかった為、さくらにピンチという肝心な時に寝ていた自分の不甲斐なさにショックを受けるのと同時に、さくら達の活躍を録画できなかった事を知世に知られた時の事を考えて恐怖感に囚われていた。