CV:寺島拓篤
概要
蛇と人間のハーフ(蛇男)であり、皮膚の一部が蛇の鱗状になっている。
瞳孔も蛇のように縦長で、舌先も2つに裂けており、歯が2本蛇の毒牙のように尖っている。
所々で寒がる様子や、暖かい場所を好む描写が見られる。
多数の蛇を飼っていて、発言のたびに「~・・・って○○が言ってる」と蛇に代弁させる形をとる。
ちなみに、蛇には一匹一匹名前があり、中でもよく登場するものに、
オスカー、エミリー、ワイルド、ゲーテ、ワーズワス、ウェブスター、ブロンテ、キーツ、ダン……などが挙げられる。
寡黙な性格で喜怒哀楽を激しく表に出すタイプではないが、激情に駆られた際は声を荒げて話す(が、その時も上述のような喋り方である)。
シエルとセバスチャンのことは、サーカス団にいた頃の芸名のまま「スマイル」および「ブラック」と呼んでいる。
本編での動き
※一部、ネタバレ注意。
"ノアの方舟サーカス"に入る前は先述の容姿故に、見世物小屋の見世物扱いだった。
ジョーカーらに拾われ入団してからは、一軍団員として舞台に立つようになり、彼らに対してとても恩を感じている。このため一軍メンバーの中で唯一ケルヴィン男爵との繋がりがなく、サーカス団の裏事情も一切知らされていなかった。
ジョーカーたちが失踪(実際はシエルらにより抹殺)した後は、拠り所を失いサーカス団を後にする。
その後、同時期に行方をくらませたシエルとセバスチャンがジョーカー達の失踪の原因と考え、ヘビの嗅覚を利用してファントムハイヴ家のタウンハウスまでたどり着き、客人と勘違いしたソーマの案内を経てファントムハイヴ本邸を訪れ、シエルたちを発見。
毒蛇に彼らを暗殺させようとするも(ファントムハイヴ家連続殺人事件の真っただ中のことである)セバスチャンに見つかり、一軍団員達が行っていた誘拐事件のことをシエルから聞かされるが、真実を明かしたところで自分への復讐心が失われないであろうことを察したシエルに「ジョーカー達はどこかに行方をくらませた」と嘘を聞かされ、一軍団員達の行方を一緒に探す目的でファントムハイヴ家の従者(フットマン)として雇われた。
使用人の中では新参で表向きの業務もぎこちないが、有事の際には蛇たちを活かした諜報や護衛、ナビゲートでシエルたちのサポートを行う。
容姿に強いコンプレックスを抱いており、公の場にて「スマイル達まで笑われる」と気にしていたが、「他人なんだから違って当然だろう。何を恥じる必要がある」とシエルに言われ、またセバスチャンにも「自信を持って背筋を伸ばしなさい」と声をかけられている。