概要
CV:梶裕貴
通称:フィニ。ファントムハイヴ家の庭師(ガードナー)。
まだ幼さを残し、元気で人懐っこい純朴な少年。16歳。身長163cm。金髪碧眼。シエルのステッキや、太い木の幹を素手で折るほどの怪力を持つ。
庭師でありながら不器用で、庭の木を全て枯らして更地にしたことが数回あり、セバスチャンにバカと断言されている。物語開始の約1年前、シエルに拾われたことがきっかけで庭師としてファントムハイヴ家に仕えるようになった。「暴れん坊伯爵」の主人公に憧れている。怪談が苦手。本人なりに、平時においては力加減などで考える一幕もある。
怪力は、セバスチャンに雇われる前に人体実験の検体だった過去に起因する。どこかの組織の実験体として扱われた結果、首元にコードナンバー(漫画では「S-012」)が刻印されたため、麦わら帽子で隠している。怪力を発揮する時は目の色が変化する。
関連イラスト
過去(※ネタばれ注意!)
「緑の魔女」編にて彼の過去が語られた。
ドイツの軍事関連と思われる研究施設にて、被検体の一人として所属していた。しかし施設閉鎖に伴い、研究員(フィニは「先生」と呼んでいた)によって他の被検体共々「処分」されそうになり、怪力の能力が覚醒。そのまま研究員達を殺し、外へ脱出を試みた際にシエルおよびセバスチャンと出会う。
そのままシエルに拾われた彼は、その見事な金髪からケルト神話に登場する同じく金髪の美しい登場人物の名である「フィニアン」と名付けられ、そしてそのまま庭師として雇われる。
そのような経緯からフィニは(他の使用人同様)「命に代えても坊ちゃんを守る」と固く心に誓った。
余談
緑の魔女編冒頭にてシエルが「(女王の命で)海外に行ったことは一度だけあるが」と語っている。これはもしかしたらフィニがいた研究施設の調査、もしくは破壊のためだったのかもしれない。(推測)