概要
てんとう虫コミックス第19巻、藤子・F・不二雄大全集6巻に収録「のび太の秘密トンネル」に登場。
イモムシ型ロボットで、離れた場所と場所を超空間で繋ぐトンネルを造ることができる。行きたい場所を言うと壁などを食べて穴をあけ、その穴をくぐると超空間を通じてその場所まで行くことができる。超空間なので壁には大穴が開いたように見えても裏側から見ると穴などなく、穴のあいた側にはカレンダーやポスターなどをかけてごまかしておくことができる。行き先の指定が大雑把だと、変な所に出口が開いてしまうことがある
アニメにおける原作との主な相違点
大山版
- 2002年8月9日放送。
- サブタイトルは「スペースイーター」
- 冒頭でのび太は最新号の漫画を買って帰るも、その途中でジャイアンに見つかり漫画を取り上げられた。その後帰宅するも物置に隠しておいた0点のテストがママに見つかりお説教された。そしてお説教の後、のび太は「押し入れに隠れたのがまずかった」と反省し、ドラえもんは「ちゃんと正直に言わなかったからでしょ!」と訂正するが、「正直に言ったってどうせ怒られるんでしょ。肝心なのはいざという時逃げられるかどうかだ」と全く伝わっていなかった。
- のび太が描いたイメージ映像では黒ずくめの2人組の男から細身の男性が棚の後ろの抜け穴に隠れるというものだった。
- スペースイーターが庭に続く抜け穴を開けたのはドアではなくふすま。
- 空地に続く抜け穴を開けた後、のび太がこの上に被せたポスターには花の部分が単眼になっている植物が描かれていた。
- のび太が自分から奪った漫画をどうしたかジャイアンに聞いた際「二週間貸してやった」とだけ言っており、金はとっていたようだが具体的な金額は説明されていない。
- スネ夫が漫画を読みながら食べていたのはどら焼き。
- のび太は漫画を取り返した後、ドラえもんから「こそこそやらないで正面から返してもらったほうがいいと思うよ。それじゃあ泥棒と同じじゃないか!」と意見されたが、「元々僕のものなんだからいいじゃない!相手はジャイアンとスネ夫だよ!正面から言って返してくれるはずないでしょ!」と反論している。更に「ちゃんと逃げて帰れるんだから、こんな便利なもの使わないのはもったいないじゃない!」とも付け加え、ドラえもんから「でもあんまりむやみに穴を開けない方がいいと思うよ」と忠告されるも聞こうとせずしずかのところへ行ってしまった。
- のび太が侵入してきた時、しずかは自作のケーキを一人で食べようと部屋へ移動していたが、のび太がドアを開けたことでケーキが顔にへばりついてしまった。
- その後、皆が抜け穴の存在に気付いてしまい、のび太は空地に続く抜け穴に逃げるが犬に襲われ引き返したことで皆からボコボコにされてしまう始末となった。
水田版
- 2013年6月21日放送。
- 今回もでのび太は最新号の漫画を買って帰るも、その途中でジャイアンに見つかり漫画を取り上げられた。その後帰宅して0点のテストのことでママに見つかりお説教された。しかし大山版とは違い0点のテストを物置に隠していた描写はない。
- ママはのび太のイタズラに乗せらればてるまで庭とのび太の部屋を何往復もさせられた。また、ドラえもんは「やり過ぎだぞ。それに、いつかは抜け穴だって見つかって掴まって怒られるよ」「そうだよ。やっぱり普段から怒られないように!」と促したがのび太は全く理解していなかった。
- のび太がジャイアンに投げつけたのは石ではなく野球ボール。また、ジャイアンの部屋で待ち伏せした際は抜け穴の前に漫画を積み重ねて隠れていた。
- この後すぐにジャイアンは抜け穴の存在に気付きのび太を追いかけまわし、その最中にスネ夫をのび太と間違えてボコボコにしている。
- そしてジャイアンとスネ夫が抜け穴を通って部屋に押しかけて来たため、のび太は急所押し入れに隠れて「どこでもいいから穴を開けて!」と言ったために入浴中のしずかのところへでてしまい、更にそこへジャイアンとスネ夫とママとドラえもんが押し寄せたため、しずかはとんだとばっちりを受けることになった。