CV:久保ユリカ
概要
22話終盤から初登場するテオティのひとり。弥生人の如く束ねた髪が特徴。鼻筋や両腕には刺青的な一般的なテオティ特有の線が刻まれる。
一人称は「わっち」で語尾に「~ら」とつける等田舎口調で喋る。
中性的な印象だが、29話のヴァルトムの発言から性別は男と判明。
テオティの本拠地である小惑星を模した超巨大宇宙船「ユゴスピア」で暮らす民間人で、王位継承者であるカンナギを畏怖せず慕うものの、人見知りが激しく初対面のアブトを見て、カンナギの影に隠れる。
実は、アブトと初めて対面したその場所は地球の地下に建造されたテオティの侵略基地だった。つまりは禁じられた地球降下をしでかしていた。
宇宙生物『デアボル』からの襲撃をダークシンカリオンで排除したアブトを『救世主』と騒ぎ立て、地球の夜を見たさに闇の新幹線へ無断乗車し、地上へ降りてアブトに着いていく。
新幹線でヴァルトムが居る四国へと渡るが、乗車中に駅弁「かしわめし」のホタテを実食した事が切っ掛けでホタテ好きになる。
特有の刺青を隠す為に人前にでる時は頭をフードで被い、鼻に絆創膏を張る。その後無断で地球に降りた事をカンナギに咎められ粛清を受けそうになるも、庇ったアブトに免じて不問とされている。
だが、初対面や救世主騒動に加え、勝手に地球に降りたことの責任を庇ったアブトに着せることになり、カンナギによるアブトの洗脳に一役買う罪を犯し、トレランティア暴発で心を破壊されたアブトに恐怖を感じる事態を招いたのは自分自身だとは思いも寄らない。
その後もたびたびアブトとは関わり、さながら兄と弟のような関係になっていく。
29話では描写はないがよほどホタテが好きになったらしく、缶詰めを携帯していた。
そのさなか王を手に掛けたヴァルトムが力を手に入れパワーアップしたところに居合わせてしまい、ヴァルトムにカンナギとの交渉材料として地球に連れてこられる。クサビ石近くの結晶に縛りつけられ、ヴァルトムに対して王を手に掛けたことの怨み節を吐きまくっていたところを影からソウギョクに目撃される。
ヴァルトムがアラバキで地球を滅ぼそうという計画を暴露したのに対し、駅弁(とホタテ)の旨さを例にあげ「あんな美味えもん作る人間を滅ぼすなんて···ダメに決まってるら!」と真っ向から否定するも、「人間にかぶれた用済み(要約)」とヴァルトムにけしかけられたデアボル数体により、必死にダークシンカリオンで急行してきたアブトの伸ばす手もむなしくクサビ石 ごと吹き飛ばされてしまう。
···と思いきや(上述の否定に共感した)ソウギョクに救われており、超進化研究所に送り届けられ、シン達と「アブトの知り合い」と名乗り邂逅を果たす(道中では新幹線でソウギョクに「かしわめし」をおごってもらい、むせるほどにかきこんでいた)。
···がアブトは(Zギアに送られてきた)何故かシン達がセツラをさらって捕虜にしたと思い込み(劇中のアブトの反応からして)、超進化研究所へセツラ奪還に急行。
その後、セツラは超進化研究所にダークシンカリオンが近づいているという知らせを受け、モニターでダークシンカリオンを見て
「あっ、アブト!『迎え』に来てくれたんら!
あれ?なんか違う。すごく···怒ってる?」と困惑していた。
その後、アストレアによって強制的にアブト共々連れ戻されてしまう。
第32話では、トレランティア暴発以降のアブトに恐怖を感じて近づけなくなったことを訴え、超進化研究所にいよいよ救いを求める決意をしたトコナミにより、アブト救済の援護を依頼すべく使者として送られる。その際、トコナミからH5のZコードの隠し場所を教えられ、球体の移動艇で地球に。戦闘で窮地に陥っていたシンたちにアブトのお父さんに教えてもらっただ、とZコードの情報を伝え、ヴァルドル撃破に貢献した。
ちなみに、テオティの民の中で一番人間に敵意を持っておらず、むしろ友好的で共存への道が進めそうなテオティだった。
最終的にカンナギとアストレアが悔い改めて地球侵略と種族まるごとの移住を断念、外宇宙に新天地を求めてキトラルザスのビャッコとスザクに協力を要請、彼らと過半数の民と共にセツラは新たな食材を求めて旅立つことになる。
名前は羅刹から来ている。