ソール(北欧神話)
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そーる
北欧神話に登場する太陽を司る女神。
月の神マーニとは兄妹の関係であり、太陽の馭者にして、太陽そのものを指すこともある。
『スノッリのエッダ』第一部「ギュルヴィたぶらかし」によるとムンディルファリという名の男が、自分の子供が余りにも美しかったことから、娘にソール(太陽)、息子にマーニ(月)と名付けたが、ムンディルファリのあまりにも傲慢な態度に怒った神々は2人を捕えて、太陽を牽く馬車の馭者をさせることにし、ソールは太陽の運行を、マーニは月に運航と満ち欠けを司るようになったという。
なお、太陽はスコルという名の魔狼に追いかけられているので、急いで運行しなければならないとされる。
なお、太陽はラグナロクの際に遂に狼に追いつかれ飲み込まれてしまうといわれているが、ソールはラグナロクが始まる前に美しい娘を産んでおり、新しい世界ではその娘が母に変わって太陽の起動を巡るといわれている。
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