※ストーリーのネタバレを含みます。
概要
エスリン人とは大昔に未知の超科学文明を築いて栄えていたとされる種族で、現在はその種族の遺産でよく発見できるとされている代物。
その機能や用途は完全に解明されておらず、クルルでさえも「俺たちにとってもオーパーツ」と評したほどのアイテムであり、すべてが謎に包まれている。
分かっていることは「知的生命体の中枢神経に作用して精神を取り込んでしまう」ということだけだが、クルルによると「自分からは出られない。助け出すには他のやつが中に入って連れ戻すしかない」とのことで、魂を奪われた人は精神が作り出す本物そっくりの世界に取り込まれることになってしまう。
つまりは「魂を奪われた人は仮死状態になってしまい、その世界で生きていかなければならなくなる」という極めて危険な兵器なのである。
作中では物語開始時点より前にケロロが宇宙ネットオークションで偶然見かけて日向家宛てで送り、これに冬樹がおでこを当ててしまったことにより事件が発生することになった。それを見かけたケロロは冬樹を助けに行こうと同じ世界へと入り込むことになる。
なお作中でケロロが来ることになった異世界こそ、その取り込まれた人物である冬樹が想像するファンタジーの世界である。そして彼の助けるためにケロロは勇者として魔女を倒すことになる。
明かされた内容
※以下、ネタバレ要素を含みます。
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物語ラストのエピローグにて、この兵器の新たな情報が明らかとなった。
実はこの兵器は三日経てば自動的に解放される機能だったのである。
結局このアイテムがどのような用途で使われていたのかは一切明かされることなく物語が終了するため闇に包まれたままなのだが、冬樹は「『占いとか性格診断をするオモチャ』じゃないのか」と考察した他、クルルは「心理学の実験装置かも」と推測しており、おそらくはその人の心の本音を探るための道具なのではないかという結論に至って物語が終わるのである……
余談
タウとは神経細胞に多く発現するタンパク質。つまりは脳を形作るために必要な物質の1種。
それらが蓄積し過ぎると認知度などの精神疾患病になりやすいとされている。
推測から考えるにおそらく本アイテムの名前の由来はここからだと思われるが、真相は不明。
相手の心理を脳を伝って読み取り世界を形作れる道具という理論でいくならば元の由来とも辻褄が合い、あらがち間違っているわけでもないことが分かる。
また本作で登場する架空の古代種族・エスリン人だが、上記のタウと作中の設定から推測するにこれも脳を形作る物質のリン(タウのリン酸化によって脳の機能が大きく変わる)とS細胞が由来と思われる。
一部ファンからは「アイルランド神話に登場する神・エスリンが元ではないか」とも言われているが、こちらも真相は不明のままである。
関連タグ
???…使用した際に身体に起こる症状。
XXX…使用した際に起こる抜けた魂の結果。