プロフィール
CV:斉藤壮馬
年齢 | 10代 |
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身長 | 165㎝ |
血液型 | O型 |
好きなもの | デザートランナーの唐揚げ |
趣味 | 鍛錬 |
使用帝具 | 悪鬼纏身インクルシオ |
人物像
地方の貧しい寒村出身の少年剣士。
良くも悪くもお人よしで非情になりきれず、立場がどうあれ困っている人間は放っておけない正義漢。
基本的には真面目な努力家で鍛錬を怠らず、年相応に血気盛んな一面と少年らしい純朴さを併せ持つ。
帝都での世情には疎くマナーや常識を知らないことも多いが、野生の危険種分布や特性には詳しく、成長するにつれて冷静に戦況を考えて行動する場面も増えていき、決して頭は悪くない。
まだまだ未熟で荒削りながら戦闘に関しては凄まじいポテンシャルを秘めており、アカメからも「鍛えていけば将軍級の器」や「のびしろの塊」と太鼓判を押されている。
村にいた退役軍人から剣技を叩き込まれ、帝具を持たなくても1級危険種を楽に倒せるほど高い腕前を持つ。また、軍での出世を目指していざという時の為に料理も覚えていたので意外と家事スキルが高い。
そこそこ器用で鍛冶もでき、帝都での身分を「鍛冶屋」と偽ったことも。
重税に苦しむ故郷を救おうと帝国軍で一旗上げる浪漫を抱きながら幼馴染みのサヨやイエヤスと共に意気揚々と旅立つも、夜盗の襲撃により離散してしまう。
なんとか単身で帝都に辿り着くが、一兵卒からの入隊であることに反発した為に軍への入隊を断られ、さらにレオーネに騙され無一文となる。
途方に暮れていた所をアリアに拾われ、彼女の父から軍への推薦を取り付ける約束をしてもらうと同時にアリアの護衛を任された。
次の夜、帝都を震え上がらせている殺し屋集団ナイトレイドと遭遇。
アリアを守るべくアカメと戦うも、それまで抱いていた価値観全てを否定される真相を突きつけられ慄然。
レオーネによって一家の真実を見せられた彼。そこに、変わり果てたイエヤスとサヨを見たことでアリアを躊躇なく殺し、帝国の腐敗した闇を思い知る。
全てが終わった後、レオーネに人を殺す迷いの無さと剣の腕、そして度胸や才能を見込まれてしまい、強引にアジトまで誘拐され単なる殺し屋集団だと思っていたナイトレイドの真の目的を知らされる。
故郷へ仕送りする巨額の報酬、そして弱い民衆にとって生き地獄と化した帝国を変えるべく新たなメンバーとして仲間入りを果たす。
日の当たらぬ闇の暗殺稼業に足を踏み入れることで村に大手を振って帰れなくなる可能性をマインに指摘された際は「それで村の皆が幸せになるなら」と納得していた。
当初はナイトレイドを「正義の殺し屋」と感激して仲間たちから痛烈な皮肉を浴びせられたり、激情に駆られるまま突っ込もうとして鉄拳制裁を食らったりと青臭い一面が多かった。
だが、過酷な殺し屋稼業の中で少しづつ心身ともに成長していき、どれだけ傷ついて後悔しても希望を見失わないまっすぐな姿勢は次第に仲間たちから確固たる信頼を得るようになっていった。
アカメに飯を横取りされながら、ブラートを「兄貴」と慕い、悪友としてラバックとつるみ、レオーネに面白おかしく遊ばれ、シェーレに慰められ、マインと言い争う。
和やかながらも残酷な殺し屋生活を過ごしてく内に、新たな出会いと悲しい別れを経験しながら打倒帝国への道を進んでいく。
継承
三獣士との戦いの中で、リヴァの放った毒に侵され瀕死のブラートから悪鬼纏身インクルシオを託される。
初めてインクルシオを見たときその姿に惹かれたタツミには適性があり、彼に合わせて形状も進化。
ブラートが装着していた時とは異なり、全体的に鋭角的なフォルムでマントも付いた。
恋愛方面
無垢な笑顔やひたむきな芯の強さ、純粋で素直なところが母性本能をくすぐりやすいのか、とにかく年上の女性にモテており、ナジェンダ曰く『年上キラー』。
仲間であるチェルシーはおろか、最強の敵であるエスデスさえ明確に好意を寄せており、良き姉貴分であるレオーネも「いい男に育てば自分のものだ」と言い放っていた。
あまりのモテっぷりはもはや周知の事実で、ラバックからはかなり羨ましがられている。
もっとも、彼自身にそうした自覚はなく、基本的に恋愛に対しては主人公のお約束と言わんばかりに極めて鈍感である。
唯一、ザンクとの戦いで曝された深層心理によってサヨが無意識ながら『最愛の人』であったという遅すぎた真実を突きつけられた。
ナイトレイドに入って以降は自分のような悲しい想いをする人を少しでも減らそうと強くなることに集中しており、生来の鈍感さも手伝ってか自分の恋愛には特に興味はない様子。
敵であるエスデスどころか、レオーネからのアピールに対しても思春期男子らしく照れて動揺することはあってもこれといって靡く様子は見られなかった。
そうして虐げられる人々の為、真っ直ぐに戦い続ける彼の心を射止めたのは、意外にも喧嘩ばかりで最もウマが合わないと思っていたあの子であった……。
結末
・アニメ版では皇帝との死闘には勝利するがその最中民衆を庇って力尽き、アカメに約束を守れなかった事を詫び息を引き取る。
・原作ではインクルシオの力を引き出しすぎた影響で精神を乗っ取られ自我を失うが献身的な介護と時間をかけ回復していく。終戦後は心身のダメージを考慮しマインと共に辺境で隠居。子供も産まれ穏やかに暮らしている。
いずれ人間に戻れる日が来るのだろうか…。
悪鬼纏身インクルシオ
鎧型の帝具。
詳しくはこちらで
関連イラスト
関連タグ
タツマイ:漫画版での結末
エスタツ:アニメ版での結末
ヘルメス(ダンまち)…こちらはラバックと中の人が同じ主人公を覗きに誘った立場が真逆の中の人繋がり。
ネタバレ
スズカを仕留め損ねていたタツミはその正体を知られラバックと共に宮殿に捕らわれてしまう。
そこでエスデスによる誘致を受けるもはっきりと拒絶、時間が過ぎ公開処刑される事になった。
周り全てが敵という絶望の中で自暴自棄気味に笑い、死を覚悟したそのとき、壁を破り乱入してきたマインに拘束を解かれ命を救われる。
そして傍に置かれたインクルシオを手にするタツミ。
ラバックを巻き込み死なせてしまったことに対する自分への怒りとマインを守りたいという思いを胸に、己の体が壊れることすら厭わず不条理に打ち勝つための力を欲する。
その思いにインクルシオは応え進化、覚醒を果たす。その姿は以前より鋭角かつ生物的でどこか竜を思わせるようなデザインとなっている。
凄まじいスピードとパワーを手にしたタツミはエスデスと互角(彼女が本気を出していたかは不明だが)に渡り合い、マインとの連携で自分の身を守る為に摩訶鉢特摩を使わせる程の成果を上げる。
そしてその摩訶鉢特摩もインクルシオの適応能力によって破り、見事マインを守って見せた。
その後、アカメとレオーネが合流、ブドーも復帰しナイトレイド4人VS帝国最強2人の決戦の幕が上がろうとしていた……。
……しかし、インクルシオに巻かれていた有刺鉄線のようなもの、進化後のインクルシオが纏う禍々しいオーラ、そしてそれを見たマインの反応等々…。
不穏な描写や演出が散見されており、読者に先の展開に対して不安を覚えさせている……。
余談
ネーミングは「最終的にインクルシオ(竜)の鎧を身に纏う」に基づく。
ブラートがリーゼントヘアーを降ろすとタツミと似た髪型になるのは、この継承劇を見越した伏線である。
また、作中で何らかの形でレベルアップが提示される度に衣装が変わる。
当初は学生服のような格好だったが、第二章『イェーガーズ編』の終盤で「少しづつブラートに近づいている」とレオーネに評されて以降は若干マイナーチェンジされた学生服の上に白いジャケットを羽織るようになり、靴も白いブーツに変更。
強大なリスクと引き換えに進化を果たしてから突入した最終章『千年帝国の崩壊編』では衣装が完全に一新され、アカメと対になるような色合いで青い服と白いロングコートという出で立ちになり、ヒーローらしさに磨きがかかった。
劇中で大きな転換期を迎えると衣替えが行われるのは彼とマインだけである。