「私は猛獣使い!獣に喰われ路傍に屍をサラすが本望!」
「Step back!!」
CV:黒沢ともよ
概要
仲町サーカスに所属する猛獣使いの少女。
元はアメリカの「グレートロングサーカス」の団員で、双子の姉・ヘレンと共に「リーゼロッテ・シスターズ」と名乗って猛獣使いをしていた。
経歴
姉を殺した「ビースト」という虎を倒すためにライオンの「ドラム」と共に来日する。
ビーストとは、多くの猛獣使いを再起不能にした逸話を持つ曰く付きの虎で、虎としては異常な身体能力と狡猾さを持っていた凶悪な個体だった。
扱うにはあまりに危険な獣だったが、グレートロングサーカスの興行主は面白がってこれを引き取ってしまう。
ドラムは尾に猛毒の棘を持つ伝説のライオンとされ、老体ではあるが温厚で騎士道精神を持った優秀な個体だった。
この二匹はグレートロングサーカスにおける猛獣ショーの目玉となり、暫くは問題無く活動していた。
姉ヘレンとの姉妹仲は険悪で、当時の彼女は「ドラム」しか手懐けられなかったためヘレンには見下され、リーゼもそんな姉に逆らうことができず、「姉さえいなければ自分だって上手くやれる」とまで願うほど姉に強い憎しみを抱くようになってしまう。
一方で二人の関係には、支配という形で妹を束縛するヘレンと従属に甘んじるリーゼの、互いに対する歪んだ愛情で成り立つ不健全さも垣間見え、この関係が後の事件で大きく響いてくることになる。
ある日の公演で姉が僅かの隙を突いたビーストに喰い殺され、彼女の歪んだ願いが成就してしまう。
念願の自由を手にしたリーゼだが、不器用な調教が改善されることは無く、「やはり姉が居なければ自分は駄目なのだ」と思い込み、未だリーゼはヘレンへの愛憎に囚われ続けていた。
絶望したリーゼは「あの世で姉に叱ってもらおう」と死に場所を求め、かつての姉同様自らがドラムの囮となってビーストに喰われ、そして死ぬために日本までやって来たのだ。
そんな折、マスコミの不用意な行動がビーストを檻から脱走させ大惨事を引き起こす。
リーゼは予定通り自らをビーストに捕食させ、その隙にドラムの棘を打ち込もうとしたが、才賀勝(以下、勝)の懸命な言葉に「猛獣使い」としてビーストを倒すと決意。
ついにビーストを命令で下がらせ、その隙にドラムの棘で倒すことが出来た。
こうしてリーゼは姉の呪縛から解放されると同時に自信を手に入れ、真の「猛獣使い」となった。
そして猛獣使いとして「魔眼」の才を開花させ、どんな獣も従わせられるようになった。
事件後、勝との縁で仲町サーカスに入団した。
勝に好意を持つようになったが、あまり進展はない。
関連項目
勝リゼ:カップリングタグ