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ドクトル・ラーオ

どくとるらーお

「週刊少年サンデー」で連載されていた「からくりサーカス」及び同作におけるTVアニメの登場人物。
目次 [非表示]

CV:山内健嗣


概要編集

サーカスの調教師を模した男性型の自動人形

紳士的な言動をするが、性格は残忍。


機械では再現出来ない「野生」を自動人形に備えさせるため、野生動物の脳を組み込んだ機械の獣「幻獣」を操り、武器とする。

これは機械的に指揮下に置いているわけではなく、ドクトル・ラーオ本人の調教によって行っている。

昔から野生動物の脳をいじってより凶暴化させるなどの実験を行っており、タランダ・リーゼロッテ・橘(以下、リーゼ)のトラウマだった「ビースト」を生み出した張本人。


劇中の動向編集

自動人形の造物主が率いる「新・真夜中のサーカス」エレオノールを捕まえるため、黒賀村を襲撃した際、リーゼと対峙する。

当初は異形の幻獣に戸惑うリーゼに有利に事を進めるが、機械ではなく実際の動物の脳を使っているということから、自分を取り戻した彼女によって「魔眼」で幻獣達を彼女のコントロール下に置かれてしまう。

これにプライドを傷つけられ、リーゼを殺そうとするものの撤退命令が出たため諦める。


モン・サン・ミッシェルの戦いで再登場し、勝を追って来たリーゼと再対峙する。

前回より更に多くの幻獣を率い、彼女を自分では支配できず「失敗作」の烙印を押した凶悪な幻獣がいる檻へと追い込み、その死を確信する。


リーゼ「ドクトル・ラーオ!」

ラーオ「そ、そそそんな」

リーゼ「あなたの子供たちが、挨拶をしたがってます!」

「バカな…我輩の言うことすら聞かなかった凶暴な幻獣を!お前は操れると言うのか…」


だが、才賀勝(以下、勝)の言葉を思い出し「猛獣使い」として再起したリーゼが「魔眼」で凶悪な幻獣らを逆に手懐けてしまったため、恐れをなして逃亡を試みるが、命を動物に捧げた本当の猛獣使いであるリーゼに操られた「幻獣」の一体・ユニコーンの突撃によって破壊される。

戦いの後、リーゼに対して、


「フフフ…そうか、我輩は…お前の姉を倒したビーストには勝ったのに…お前には、完璧に負けたのだな…」


と言い遺して、活動を停止した。

ドクトル・ラーオの最期を見届けたリーゼは既に過去のトラウマを払拭しているため、ビーストに殺された双子の姉・ヘレンの仇討ちに来た訳ではなかったが、何かが吹っ切れたような不思議なものを感じながら、しろがねの救出に向かった勝を助けるために改めて奮起するのだった。


余談編集

元ネタは恐らくチャールズ・グランディスン・フィニィ著書の『ラーオ博士のサーカス』の〈ラーオ博士〉と推測され、こちらのラーオ博士もドラゴンなどの幻獣を連れているサーカスの団長である。

ただし、ドクトル・ラーオの最期にユニコーンが関わっている、明らかに倫理が欠けた本性などを鑑みると、同じ幻獣を連れるサーカス を舞台にしたピーター・ソーヤー・ビーグル著書の『最後のユニコーン』に登場する〈魔法使い〉との複合もあり得るかもしれない(もっとも、〈魔法使い〉のサーカスの幻獣の大半は、彼の魔法による幻影=偽物を用いた詐欺である)。




関連タグ編集

からくりサーカス

自動人形 猛獣使い 幻獣


タランダ・リーゼロッテ・橘:宿命の相手

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