曖昧さ回避
- ゲーム『ロマンシングサガ』に登場するキャラクター。本稿で解説。
- ゲーム『Dishonored』に登場するキャラクター。ダウンロードコンテンツ『The Knife of Dunwall』および『The Brigmore Witches』では主人公を務める。詳しくは→Daud
概要
CV:飯田利信
「ロマンシングサ・ガ」および
リメイク版である「ロマンシングサガ ミンストレルソング」に登場するキャラクター。設定上、同人人気が非常に高い人気キャラクターの1人で、それ故に初期に設定資料集に描かれた小林智美女史の描いた盗賊然としたイラスト、加えて戦士としての彼のイラスト、女性層をターゲットにした彼をBL同人風に仕立てたミンストレルソングでの姿が良く知られる。どうしてこうなった……
ミンサガ前のダウド*
トップ絵下の若い戦士風とも盗賊風とも取れる風貌。この頃はまだ凛々しい見た目ながら攻略サイトにて腐女子達により次のように書かれていた。『気弱で優しく、とろくさくパーティ内に女性キャラがいると女に嫉妬してパーティから離脱しようとする。彼を死なせないためにはジャミルが無理矢理、引き止めて連れ回すしかない』
ミンサガでのダウド*
ある腐女子プレーヤーの感想
『なにこの女?ダウド?スクエニは本当に解かってないわ。ダウドはあの見た目でドへタレだから良いんじゃない……別に女性っぽくして欲しいとは誰も頼んじゃいないわ』
ある腐女子プレーヤー2の感想
『アンタこそ解ってないわ!これはこれで良い物よ!』
そんな訳で一時期は評価は真っ二つに割れた。
性格は気弱、盗賊としては「とろくさい」らしい。得意とする武器は斧。
ステータスとしては最初はジャミルより弱く、最初期の「ジャミル編」の難易度を上げる一因にもなっているが成長率が非常に高く得意とする斧、もしくは大剣を持たせると成長が早くなる。
主人公がジャミルの時の初期メンバーであるが、
中盤で「エスタミルに帰りたい」とパーティーから外れたがる。
外すと二度と仲間にできないので注意。
ロマサガの時はその辺にいる住人と大差ないグラフィックだったが
ミンサガでは気弱さが前面に出たような大人しい雰囲気になっている。
しかし……(この先ネタバレ注意)
アサシンギルドのイベント中、主人公たちが南エスタミルの宿で一夜を明かしたとき、ギルドの手先が突如襲撃してくる。
だがこれまで数多くの強敵を打破してきた主人公たちにかなうはずもなく、あっさり返り討ちにされる刺客の暗殺者。
だがその覆面をはいだ瞬間、ジャミルは驚愕する。
無理もない。なぜならその暗殺者は、彼が長年組んできた相棒、ダウドだったのだから。
「痛いよ……、死にたく……ないよ……」
死ぬ間際、アサシンボスの洗脳が解け、死の恐怖と激痛に苦悶の声を上げるダウド。
駆け寄るジャミルに、最後の力を振り絞り、アサシンギルドの本拠地を口にする。
「タ……タル……ミッタの……西……」
その言葉を最後に、ダウドは息絶える。
そして判明したアサシンギルドの総本部へ、ジャミルは仇を討つべく殴り込みをかけるのだ。
シナリオ冒頭で分かる通り、気弱で優しく、盗賊などという職業とは到底不釣り合いな彼がこんな悲惨な末路を遂げるのだから、ジャミルの、そして彼の冒険を垣間見たプレイヤーの心傷は計り知れない。
ロマサガ1ではジャミル編以外でも、ジャミルをパーティに入れた場合にはほぼ同じ展開となる。
また、ジャミルのみダウドを強引に旅に連れ出すこともできるため、その状態でこのイベントを発生させると、別の暗殺者が襲ってくる。
また、ミンサガではファラと既に知り合いの場合、ファラのもとをたずねると彼女の母親がやはり襲ってくる。しかし鍛え上げられておらず単に洗脳されただけなので、バトルにもならず、当て身で正気に戻すことになり、母親は助かる。
- ロマサガ1ではこのイベントでダウドが死亡した場合のジャミル編のみ、なぜかアサシンギルドの事件解決後に襲ってくる。ミンサガでの展開のほうが自然なあたり、イベントフラグをどうも間違えたようである。
ちなみにダウドがこのイベントで死亡した場合、ミンサガでは「冥府でデスにLP1を捧げると蘇らせてもらえる人間リスト」に彼が加わる。
だが、設定ミスなのか仕様なのか、蘇らせたあとの彼に会いに行っても主人公のことをまるで覚えていないように話しかけられるのだ。そう、それがジャミルであったとしても。
なお、ロマサガ1ではダウドがパーティにいるかどうかでどちらの暗殺者がおそってくるか判定されていた(原則ダウドが襲ってくる)が、ミンサガではダウドが襲ってくる条件がジャミル編でダウドを離脱させた場合だけ(原則別の暗殺者が襲ってくる)という展開に変更された。この判定にパーティにジャミルがいるかどうかは関係ない。
なお、この暗殺者たちのギルドは、クジャラートを混乱させる目的でミニオンの用意したまがい物である。暗殺者という活動が彼らにとって都合の良い形態だったのだろう。偽組織をつぶされたことで、ミニオンはジュエルビーストの復活を決意するのだった。