概要
ダグ・チャン(江道格)はアメリカの映画デザイナーにしてアーティスト。
1962年2月16日台北生まれ。
STARWARSシリーズ作品の多くに関わっている常連クリエーターの一人であり、多くの名メカニック・デザインを手がけている。B1バトルドロイドやナブー王室のN-1スターファイターが代表作。それ以外にもクリーチャーなどのデザインも手がけている。
1995年からルーカスフィルムに在籍し、2022年現在は同社の副社長兼エグゼクティブ・デザイナーに就任している。
代表的なデザイン
- N-1スターファイター
- B1バトルドロイド
参加作品
STARWARSシリーズ
- 新三部作
- 続三部作
- 「フォースの覚醒」(2015)
- 「スカイウォーカーの夜明け」(2019)
- 外伝作品・ドラマシリーズ
- ローグ・ワン(2016)
- ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018)
- マンダロリアン(2019~)※
- オビ=ワン・ケノービ(2022)
- ディズニーテーマパーク
- スターウォーズ:ギャラクシーズエッジ(ディズニーランド・ディズニーハリウッドスタジオ内のテーマポート:2019~)
- スターウォーズ:ギャラクティックスタークルーザー(ウォルトディズニーワールド内の宿泊施設:2022~2023)
その他
他
※実はデイブ・フィローニ監督らと並ぶ原案作成者の一人。「マンダロリアン」の最初の原型はフィローニ監督と彼のラフスケッチである。つまり、フィローニ監督と彼は「マンダロリアン」がプロジェクトとして始動する前から「こんな作品はどうだろう?」と思案していた同志なのである。
余談
- 悲しいことに彼のことを検索すると「"不評"アーティスト」という有り難くない二つ名がサジェストに現れる。彼のデザインを蔑みスターウォーズのブランドを貶める記事や、彼が参加した作品を悲観視する投稿が目立つ。これは彼のデザインが気に入らないファンが一定数いることと、ディズニー売却後の作品の「迷走」に対する当てつけである要素が噛んでいる(同様のことがルーカス・フィルム現社長のキャスリーン・ケネディにも言える)。
- しかし、長年スターウォーズを愛好するファンたちの間では彼のデザインは広く受け入れられており、特にN-1スターファイターやB1バトルドロイドはもはや作品を語る上では欠かせない存在となっている。
加えて彼の参加した作品・企画の中には「ローグ・ワン」や「マンダロリアン」、ディズニーのテーマパークなど大衆に迎合されたものもある。上記の否定的なサジェストや投稿が黒星ばかりを取り上げている側面を見れば、それらが彼の持つデザイナーとしての功績と力量を正しく評価しているとは到底言い難い。