データ
概要
南米大陸のペルーとボリビアにまたがる淡水湖である。湖面の60%がペルー領で、40%がボリビア領となっている。
流入河川は複数存在するが、流出河川はデサグワデーロ川のみであり、ポーポ湖へと連なっている。
湖には、チチカカ島や太陽の島、月の島など41の島々がある。またペルー側にはウル族がトトラという葦で作った浮島に居住している。この浮島群はウロス諸島と呼ばれ、大小100程度が集まり、5000人程度が暮らしている。かつては漁業で生計を立てていたが、2005年から観光客の受け入れが始まっている。
1998年8月に領域800km^2がラムサール条約登録地となった。
また、チリとの戦争に負けて太平洋に面する領土を失ったボリビアの海軍基地がある。
生息生物
在来種
魚類としては、カラチやイスピといった魚が捕獲でき、唐揚げなどにして食べられている。また、マウリと呼ばれるナマズがいる。
両生類としては、チチカカミズガエルなどの大型の水棲のカエルが生息し、他に ヒキガエル属なども生息する。
そのほか、全長40-50cmほどのヘビも棲息している。
外来種
北米原産のニジマスやヨーロッパ原産のブラウントラウト、アルゼンチン原産のペヘレイなどが持ち込まれた。