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概要

マレーシアに住むセノイ族が伝承している目に見えない土の精霊で、天気雨が降ると土中から現われて人に取り憑くといわれている。

取り憑かれてしまったものは、まるで人が頭に乗っているように重くなったり、ひどい頭痛になってしまうために、儀式を行って祓わなければならない。

しかし、天気雨が降るたびにティング・カットは新たに現われるので、犠牲者に対して再び儀式を行わなければならないといわれる。

なおセノイ族による正確な呼び名はマレー語であるティング・カットではなく、ジャ・フー語のベス・ティンカット(Bès Tinkat)である。

創作の扱い

雑誌連載でマレーシアの妖怪画が描かれた際に紹介された。

※メイン画像

初出は登場悪魔に上記の水木の資料の影響が見られる『ソウルハッカーズ』で、種族は「地霊」。

後に発売された『真・女神転生Ⅲ』に登場する、地霊スダマコダマのプロトタイプのような、厚みが無い渦巻き模様の人型という姿で登場した。

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ティング・カット
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