概要
『クレヨンしんちゃん』のスピンオフ漫画『野原ひろし 昼メシの流儀』第24話「串かつの流儀」にて野原ひろしが言ったセリフ。
出張で大阪に来たひろしは、「大阪らしい食べもの」を求め、大阪の繁華街である新世界を訪れる。そこでの派手な看板・外国人観光客のひしめく街の賑わいを見て、「テーマパークに来たみたいだぜ」と評した。実際にはこのセリフの前に色々と言っている。
謎のブーム
2019年初頭、Twitterにてこのシーンに対して「単身でレジスタンスのアジトを尋ねてきた主任」というコメントを付けたツイートがバズったことで流行した。
※「主任」とはゲーム「アーマード・コアV」の登場人物、中の人が藤原啓治
その後20日頃に同じように「前線の突撃部隊が全滅し、後続の部隊の前に無傷で姿を表す野原ひろし」というコメントを付けたツイートが数千RTを叩き出し、本格的なバズりが起こった。その後、このセリフが書かれたシーンを改変したコラや、そのシーンをよりそれらしく描く事が一気に流行した。
これは先程のシーンのひろしが口は笑っているのに目は笑っていないような感じだったことから、実際にテーマパークに来たような楽しさが見られないように受け取られ、これがひろしの声優である藤原啓治(および森川智之)が演じる悪役キャラを想像させ、そしてそれが「楽しそうなセリフを言っておいて、実際は心が笑っていない」「戦場をテーマパークに例えて楽しむやべーやつ」と取られた訳である。
また、このシーンに限らず「ナポリタンにピラフ、こりゃまた懐かしいな」という別のシーンのコマを「食べ物の名前をコードネームにするマフィアの幹部として、裏切り者二人を粛清しにやって来た一般人」をはじめとした、昼メシの流儀のそれっぽいコマを使い野原ひろしを凄腕のヒットマンの様に扱うネタが急速に広まった。ただ「ナポリタン~」のネタに関してはふたば☆ちゃんねるで既にネタにされていたものが上記のセリフがバズった事を期に流入してきたという方が正しい。
転じて、pixivなどのイラストサイトでは他の作品の様々なキャラクターたちが、そのキャラクターにおける「戦場」ないし「仕事場」とも言える場所に来て「テーマパークに来たみたい」と言わせるネタも一気に増えつつある。
余談
- 新世界一帯は明治末期から戦前まで「ルナパーク」というリアルテーマパークであった。元々浅草にあったルナパークが火災で焼失したことをきっかけに、大阪通天閣の建設とともに事実上の移転をして開業した。
- ガジェット通信によるネット流行語大賞2019にて「テーマパークに来たみたいだぜ」が上位ワード入りしたことに対して、作者の塚原洋一がツイッターで「ありがたいことです。単行本3巻収録作品のセリフです。よろしかったら、ぜひ!」とコメントした。
...そして遂に、作者の塚原洋一氏自信がネタにし始めてしまった(公式が病気)
関連タグ
焼け野原ひろし:別名。