ディサイドマン
ごりのさいきょうのかいじゅう
スペクトルマン62話、「最後の死斗だ猿人ゴリ!!」、
及び同63話(最終回)「さようならスペクトルマン」に登場した怪獣。
宇宙猿人ゴリが、その才能全てを注ぎ込み作り上げた、いわばゴリの決定版怪獣。
ボクシング世界選手権の挑戦者、ピストン木戸口の優れた中枢神経を移植され、ボクサーの反射神経を身に付けている。そのため、戦う時もボクシングスタイル。
スペクトルマンの必殺光線・スペクトルフラッシュと同じ光線を放つ能力を有している。このディサイドマンフラッシュをスペクトルマンよりも速く放つ事が可能で、ゴリは計算により『2.5秒以内に放てば、スペクトルマンに勝てる』と確信していた。
基地内では等身大だったが、屋外でスペクトルマンと戦う際には巨大化した。
終始スペクトルマンを苦戦させ、同時にフラッシュを放つ。しかしスペクトルマンの方がジャンプし回転しつつフラッシュを放ち、その勢いでわずかに早く届いたために、スペクトルマンに敗北してしまった。
この戦いの後、ゴリはラーに最後の望みを託し、ディサイドマンに移植した中枢神経を抜き取り、ラーに再移植。そしてほんのひと時、フラッシュを受けても耐えられるようにラーの身体を改造。更にその体内に爆弾を内蔵する。
その後、ゴリの立ち合いの元に、等身大で決闘するラーとスペクトルマン。その反射神経でラーはスペクトルマンの攻撃をかわし、フラッシュを受けてもそれに耐える。
猿人爆弾としてスペクトルマンに迫るラーだが、すんでのところで放たれた二発目のフラッシュを浴び、爆発。
スペクトルマンは辛勝するも、重傷を負った。そしてラーを失い、生きる望みをも失ったゴリは、爆弾を抱えつつ崖下に身を投げるのだった。
資料や書籍などでは、本怪獣は「デサイトマン」または「デザイトマン」といった名称で記述されている事が多い。
が、シナリオの記述、および本編中では「ディサイドマン」と呼称されているため、本項目はそれに準じて記述する。