概要
中盤のエリア『カーサスの地下墓』から派生する隠しエリア『燻りの湖』のエリアボス。
本作ではほぼ絶滅しているデーモンの数少ない生き残りで、初代ダークソウルの前日譚として語られている魔女の都イザリスの滅亡当時から存在していた最古参と思われる。
老王と呼ばれるだけあって、顎髭のような部位がある点が特徴的。
未だ強大な炎の力を操るが、その身体は痩せさらばえており、傷つき倒れると最後の炎を燃やして力尽きるなど、もはや燃え滓のような存在と評されている。その様はデーモンという種そのものがまもなく滅びることを示す象徴とも言える。
なお、エリアボスといえばエリアの最深部にいるのが一般的だが、『燻りの湖』は多数のアイテムが隠されている『デーモン遺跡』部分よりもボス部屋の方が入りやすい構造になっており、先に老王と遭遇してしまったプレイヤーが多いと思われる。
ボスとして
隠しボスの例に漏れず強い。
しかし攻撃後のスキは大きめで付け入る隙は十分にある。
- 弱点・耐性
物理耐性全般が高めでかなり硬く、見た目通りに炎は全くと言っていいほど効かない。
一方で炎以外の属性ダメージの通りは良く、魔力・雷・闇属性はいずれも有効。
また、毒の耐性値自体は高いものの、毒によるスリップダメージが非常に大きいボスなので、
「猛毒の霧」や、語り部の杖の戦技「毒の胞子」がとても有効。
(近接武器で毒を狙うとグルーの腐れ短刀+腐れ松脂でも最低9hit必要なので少々難儀する)
- 特徴
炎の攻撃が多いので炎カット率の高い盾(竜紋章の盾や黒騎士の盾など)および防具を推奨。
近接攻撃主体だと、敵の大鎚が邪魔で背後に回り込みにくく、エリア内に障害物も多めで引っかかりやすい。
正面大発火の迎撃性能も厄介で、近接オンリーの脳筋戦士は意外なほど苦戦する。
囮役のNPC白霊を使うなり、突きやすい隙を気長に待つなりで対処したい。
一方で、敵は高速で距離を詰める攻撃を持たず、遠距離攻撃主体ならかなり一方的な有利を取れる。
1周目の呪術師であれば、弱点を突ける黒火球入手後まで討伐を先送りした方が楽に勝てる。
- HP70%以上
密着状態で戦うと大槌が邪魔で攻撃が見えにくい。
そのため、中距離を維持し「大槌なぎ払い」の隙を狙っていくのが安全。
「大槌なぎ払い」のモーションが見えたら、ダッシュで密着するか、ローリングで回避して攻撃を当てよう。
近接時の派生攻撃は「突き刺し爆発」か「縦振り」の場合が非常に多い。
両方の攻撃を警戒し、上手くローリングで回避するといいだろう。
「縦振り」の場合は更に派生することがあるのでスタミナを使いきらないこと。
これらの攻撃を回避した後は、振りの速い武器なら2発、特大武器なら1発程度を入れる隙がある。
- HP70%以下
炎を体の中に秘め、攻撃パターンが追加される。
引き続き「大槌なぎ払い」の隙を狙っていくと良い。
追加された攻撃パターンのうち「隕石呼び」は予備動作が非常に長く、
距離が離れていても見てから攻撃をするだけの時間は十分にあるので攻撃していこう。
安定させたければこの攻撃の隙だけを狙っていくのも一策。
「波状の炎」も隙はあるが内側パターンの場合は攻撃するために接近すると避けづらく、
外側パターンの場合は接近してしまうと回避が難しいので、距離を取って回避する方が安定する。
- HP10%以下
HPが残り僅かになると老王がよろけて「大爆発」を起こす。
「大爆発」までに火力があれば倒せるが、火力がない場合は距離を取って「大爆発」をやり過ごすと良い。
「大爆発」後、老王は歩く余力すらなくなるので簡単に倒すことができる。
攻略動画
https://m.youtube.com/watch?v=rqdAUfu4Mb0
関連アイテム
撃破すると『デーモンの老王のソウル』をドロップし、以下のアイテムと交換できる。
老王の大槌
デーモンの老王の大槌。
それは古いイザリスを知る武器であり混沌の炎の力、その残滓を宿している。
大槌の中では重い上にリーチが短く能力補正も低めだが、高めの威力と炎属性を持つため、炎上によるのけぞり効果が期待できる。
戦技は「我慢溶岩」
大地に武器をつきたて、強靭度を一時的に増す。
また、そこからの強攻撃により連続で武器を地に突き立て、溶岩爆発を起こす。
苗床の残滓
デーモンを生んだ苗床の残滓。炎を纏った混沌の火球を投擲する呪術。
似た性質の呪術『混沌の火の玉』と比較すると、放物線軌道を描かずに直進するうえに火球着弾時のダメージはこちらの方が大きいのでシンプルで扱いやすい。ただし、総ダメージ量やFP消費量、搦め手としての特性ではあちらが勝っているので、敵に合わせて使い分けると良いだろう。
炎から生まれたデーモンたちはその燻りを宿し滅び行く。
それは、火と人々の今でもある。
関連エネミー
デーモン
『不死街』や『カーサスの地下墓』にいるデーモンの生き残りたち。
そのソウルはひび割れ歪んでおり、生まれるべきではなかったとまで評されている。
容姿や攻撃モーションはデーモンの老王と似ているが、顎髭のような部位が無い点と武器が「デーモンの大斧」である点が異なる。攻撃手段は口からの火炎や大斧の振り回しのほか、咆哮によって全方位に衝撃波を発する能力を持つ。
老王に比べるとHPや攻撃力は大きく劣っているものの、遭遇した時点では相応の強敵と言える。ただし、『不死街』ではカタリナのジークバルトが助太刀してくれるほか、『カーサスの地下墓』では周囲にいる貪欲者や骸骨剣士と敵対しており、彼らをけしかけるだけで勝てることも多い。
中ボス的な扱いであり、一回倒すとその周回では復活しない。
『カーサスの地下墓』の個体は「デーモンのソウル」を落とす。
ソウル錬成によって武器「デーモンの大斧」か「デーモンナックル」と交換できる。
はぐれデーモン
『ファランの城塞』の城壁上を徘徊しているデーモン。体つきは他のデーモンや老王より太っているものの、炎の燻りを無くしているので体表は白く冷え固まっている。
かつてはロスリックの門番だったとされている。
炎を纏っていない割に戦闘能力は高く、攻撃パターンも多彩。
老王に似たモーションで大槌を振り回したり、ヒップドロップを繰り出すほか、遠くの敵には口から重い岩石を吐き出して攻撃する。背後に回り込まれても尻尾攻撃で対応し、リーチは短いが盾受け不能の掴み攻撃まで備えている。
こちらも中ボス的な扱いで、倒せる機会は一周に一回のみ。
倒すと「はぐれデーモンのソウル」を落とす。
ソウル錬成によって「ハベルの指輪」か呪術「岩吐き」と交換できる
なお、初代ダークソウルに同名かつ似た姿・能力のボスがいたが、関係性は不明。
関連タグ
デーモンの王子:実子?