概要
ドラえもんカラー作品集1巻及び、藤子・F・不二雄大全集15巻に収録。
これ吹きかけると、それがトランポリンのように弾力性を持ち、ぶつかったり転んだりしても、バウンドして全く痛くなくなる。自分自身にかけても同様の効果が得られる。
ストーリー
階段を踏み外し転がり落ちたのび太は「いつも痛い目にばっかりあう」と泣き言を言い出したため、ドラえもんは「トランポリンゲン」を取り出して階段に吹きかけ、一番上から飛び降りるとまるでトランポリンのように変化し、ドラえもんがバウンドしてきた。
早速のび太も痛くないようにと、これを家中に吹きかけて回ったが、その時ママが忘れ物に気付いて帰って来たため、バウンドが止まらなくなり、怒られそうになったので2人は家の外に退散した。するとのび太はジャイアンとぶつかって、再び殴られてしまい痛い目を見たがその時、自分自身にトランポリンゲンを吹きかけることを思いつく。
吹きかけた後のび太はジャイアンにアッカンベーをして挑発し、わざと殴られたが、道具の効果でちっとも痛くなく、あちこちバウンドしながら挑発を続け、ジャイアンもどうしても追いつけず疲れ果ててしまった。
そしてこれをドラえもんにも吹きかけていると、しずかが通りかかってこれに興味を示したため、彼女にもかけてあげ、3人で道路をバウンドしまくって遊び、ドラえもんは塀の上から飛び降りてより高くバウンドして見せたりもした。
これにのび太も対抗してビルのの屋上から飛び降りてみせたが、勢いが付き過ぎたため高く飛び過ぎてしまい、ヘリコプターと衝突した上バウンドが止まらなくなってしまった。やっとのことで地面に落下したが、その時偶然下にジャイアンがいたため、彼は地面にめり込んでしまい、スネ夫がなぜめり込んでいるのかジャイアンに尋ねる中、のび太達はそっと退散するのだった。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1988年11月18日に、水田版は2019年5月31日にそれぞれ放送している。
1988年版
- 冒頭のび太はスネ夫の行司のもと、ジャイアンと空地で相撲を取っていて、偶然張りてで勝ったものの、殴ったと決めつけられてボコボコにされてしまった。そして帰宅後ドラえもんに訳を話して泣き付き、ママに呼ばれておやつを食べに階段を下った際、転げ落ちてしまった。
- のび太はおやつの団子を食べた際、大けがをしないようにもっと注意しなさいとママから言われていた。また、彼女が買い物で出て行った後、ドラえもんからウルトラマラライダーという番組を見ようとおもったが、つまずいて転んでしまい、やけになって昼寝を始めようとしたが枕で滑って布団の下敷きになってしまいますますやけになった。
- ママは買い物を済ませてきてから帰って来ていて、重い荷物をやっと床に置いたが、これが跳ねて先に家の中に入ってしまい、それを追いかけたところ自分も同じようになってしまった。
- のび太は外に出た際、「神様どうかどうかジャイアンに出合いませんように」と祈っていたが、早々に出合って知ったので、「神様のバカー!」と叫んでいる。だがジャイアンが、このバカの部分だけに反応したので再び殴られてしまった。
- のび太は「ジャイの山!張りては立派な相撲の技なんだぞ!分かったか!このおたんこかぼちゃ」と言ってジャイアンにアッカンベーをしている。ちなみに追いかけて行ったドラえもんは、ますますジャイアンを怒らせてしまったことを心配してた。
- ドラえもんとのび太はしずかの家まで出向いていて、読書中の彼女に部屋の窓からジャンプして呼びかけていた。また、この後3人が飛び跳ねて遊んだ場所は公園になっていて、ドラえもん、のび太が飛び降りた場所はそれぞれジャングルジム、家のベランダになっている。
- スネ夫は無理やりジャイアンからのび太探しを手伝わされていて、落下してきたのび太の下敷きになったジャイアンはズタボロになったものの、めり込んだのは下半身だけだった。また、のび太は急上昇した際ヘリコプターとはぶつかっておらず、その後もバウンドが止まらなくなってしまった。