概要
2013年4月2日よりテレビ東京系列にて放送された。テレビ東京と中国・常州テレビ系列のアニメ制作会社「カーロンアニメーション」の日中共同制作だが、番組自体は100%中国出資のアニメーションとなった。番組最後に実写による列車紹介コーナーが入る。また、劇場版も同時に制作され、2013年に中国で劇場公開された。日本では同年11月にイベント上映を実施、翌2014年2月から正式な全国ロードショーがされた。
あらすじ
2100年。世界各国は手を結び「世界鉄道評議会」を発足させ、地上以外でも走行可能となる新鉄道システム「レーザーレール」の開発に着手した。このレーザーレールを走行する車両「トレインヒーロー」は人工知能を搭載し、人型ロボットに変形することができる。彼らは「トレインベース」と称する基地で日夜訓練を積むと同時に、世界中の災害現場で救助作業にあたる任務を遂行する。
キャラクター
アール CV:浪川大輔
本作の主人公。一人称は「ぼく」、一度だけ「俺」と言った事もある。赤い新幹線型のトレインヒーロー。明るくタフでやや天然ボケの熱血漢。武器はレールを2本重ねた形状のレールガンで、威力を調節することも可能。特殊弾で散弾銃のようなレールショットガンを放つことが出来る。タイガーターボで高速走行が可能。
ゴウ CV:小野大輔
500系新幹線型のトレインヒーロー。クールでシャイな性格。一人称は「俺」。武器はレーザースピアで、得意技はつばめ突き。イーグルダッシュで高速走行が可能。500系新幹線がモチーフである事と足がオレンジ色な所がヒカリアンのライトニングウエストに酷似している。
サム CV:興津和幸
韓国高速鉄道のKTXに似た緑の新幹線型のトレインヒーロー。博識で分析力に優れた秀才。右目にレーザースコープ(サーチレーザー)を内蔵。腕からウォーターストリームを放水できる。但し、ホースが短いため近くに水場が必要。実は、ニール教官のことが好きらしい。
アン CV:富樫美鈴
韓国鉄道9200系電車に似た女性型のトレインヒーロー。お茶目で歯に衣着せぬ物言いが特徴。現場では主に傷病者の救護を担当。手のひらから放つシャボン玉状のバブルセイバーで救助者を包み救出するほか、水中を高速移動するドルフィンスパートが使える。
エイト CV:田中英樹
大型のトレインヒーロー。ひょうきんで人を笑わせるのが好き。大型のため積載能力に優れ、走行にはレールを二列必要とする。また他のメンバーと違い、ロボット形態の脚は短い物が4本ある。両手の磁場・アトミックパワーで物を動かすことができるほか、凄まじいパワーで物体を投げ飛ばすミサイルストーンが使える。
ニール教官 CV:浦山迅
蒸気機関車(マラード号)型の長官。みんなのまとめ役。渋くてクール。昔はトラッドランドにおり、その頃、視察に来た幼いラディア王女を救出するために、右腕を損傷。修理したものの、塗料が生産中止になったため、右腕のみそのときの勲章の意味をこめて未塗装にしている。煙突からの煙幕・ピートスモークシュートと瞬間加速能力のスーパースチームチャージャーという能力を持つ。
リュウ CV:天神林ともみ
2クール目から登場した、台湾新幹線700T型のトレインヒーロー。身軽でジャンプ力に優れたみんなの弟分。長距離ジャンプ能力のハイパージャンプと風を自在に操るスライドウインドが使える。
チャール CV:杉村憲司
同じく2クール目から登場した、トレインヒーローでエイトと同じ大型ボディ。身体を鍛えるのが好きで考えるより先に手が出るタチ。遠投能力のパワードライバーと地面を叩き地割れや地震を起こすドリルスパイクが使える。口調は「〜でございます」「〜であります」。
シエテ CV:真壁かずみ
上記の2人(2台?)より、2話遅く登場したドイツ鉄道ICE3型のトレインヒーロー。情熱的で、豊富な経験を活かし仲間を支える芯の強い女性である。強靭な脚力を持ち、回避能力のローリングステップと閃光での目くらまし・ストロボフラッシュが使える。
スローニャにあるチェロス島の観光鉄道に所属しておりトレインヒーローについては知らなかったが、火山噴火事件の際トレインヒーローたちと協力して救助活動を行い、以降チェロス鉄道復旧までトレインヒーローでの預かりになった。
ラディア王女 CV:石嶋久仁子
世界鉄道協議会のメインスポンサーであるアレスタアーリア国の王女。幼少期に命を救ってくれたニール教官を尊敬しているため、彼の元で修行中の若いトレインヒーロー達にはキツい言い方をする。劇場版ではトレインヒーロー達の行動に「救助という名の破壊」と言っている。
アレスターリア国王 CV:入江崇史
アレスタアーリア国の王でラディア王女の父。高所恐怖症。
執事 CV:多田野曜平
ラディア王女に仕える執事。暗所恐怖症。眼鏡をかけている。トレインヒーローのファン。
ドクター・マック CV:藤原堅一
トレインベースの先端技術チームリーダー。レーザーレールの開発に従事する傍ら、トレインヒーロー達の相談に乗る等のメンタルケアにも努めている。
ホットドッグ屋
何故かどこにでも出没する移動屋台のホットドッグ屋のオヤジ。セリフは無く(一度だけ喋ったがクシャミしただけである)、彼が登場するとスクラッチ音がする。
主題歌
「DREAM EXPRESS 〜夢現空間超特急〜」
作詞 - 加藤健、作曲・編曲 - 長岡成貢、歌 - alan
本放送時には、オープニングに通常の曲、エンディングに同じ曲のカラオケを使用しており、「みんなで歌ってみよう」というテロップ表示があった。第14話からは、エンディングに視聴者投稿の子供が歌う動画が挿入されるようになった。しかし、再放送ではエンディングのみ以下の曲に変更された。
「流星トレイン」(第1-14話)
作詞・作曲 - 井上卓也 / 編曲 - 井上卓也、山下智輝 / 歌 - ひめキュンフルーツ缶
「ラッシュアワー!!!」(第15-26話)
作詞 - 桑原永江 / 作曲 - 松浦雄太 / 歌 - ステーション♪
関連項目
ヒカリアン→類似箇所が多々ある。