概要
1987年に業務用作品としてリリースされ、好評を博した『ドラゴンスピリット』の続編で、ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)より1990年にリリースされた。
基本的なゲームシステムやプレイヤー(自機)がドラゴンであるという点は前作『ドラゴンスピリット』を踏襲しているが、中世ファンタジー風の世界だった前作に対して本作は文明の発展と共に環境破壊の進んだ近未来風の世界観となっている。
ゲームシステム
今作では二人同時プレイが可能(前作は一方のプレイヤーがやられた際に交代する交互プレイ)になり、1プレイヤーは武装部隊のリーダー「ヒューイ・ラグーン」、2プレイヤーはエルフ族の生き残り「シリア・フィリアーネ」を操作する。
攻撃方法は前作と同様に対空攻撃&対地攻撃をそれぞれ使い分け、バイオモンスターを蹴散らしていく事になるのだが、今作では特殊攻撃としてエクスプロードショット(溜め撃ち)が導入されている。
一般的な溜め撃ちとは異なり、ショットを撃たない状態でいるとエネルギーが蓄積され、エネルギーが溜まりきった時点で対空ショットボタンを押すと強力な対空攻撃を繰り出す事が出来る。
通常状態の他にも各種アイテムを取得する事で変化するファイアードラゴン・アックスドラゴン・スチールドラゴン・スパークドラゴンにもそれぞれエクスプロードショットが用意されており、状況に応じて使い分ける必要が出てくる。
小ネタ
- 前作では3発まで敵の攻撃に耐えられるライフ制を導入していたのに対し、本作の出荷状態での初期設定ではライフ無しの状態であり、1発敵の攻撃を受けた時点で即ミスとなってしまう。ディップスイッチでライフを最大4まで設定する事は可能だが、全ステージクリア時の残機1機分辺りのボーナスはライフ無しでプレイした時の方が高くなっている(ライフ無:1機につき20万点、ライフ有:1機につき10万点。)
- クレジット投入後、1プレイヤーの対空+対地ショットボタンを押したままゲームスタートすると前ステージ1~6までの道中のBGMとエンディングのBGMが前作のアレンジバージョンに切り替わり、エンディングでのナムコのリリース作品の年表の続きが見られるようになる。
家庭用移植版
PCエンジンを始め、プレイステーション版(ナムコミュージアム アンコール』)等、様々な機種に移植されている。
外部リンク
- Wikipedia
- バーチャルコンソール (PCエンジン版)
- バーチャルコンソールアーケード
- 『ナムコミュージアム アンコール』公式サイト内 紹介
- 『SWEEP RECORD』によるゲームミュージック ディスカバリーシリーズ『細江慎治WORKS VOL.3~ドラゴンセイバー~』紹介(本作のBGMと、スピリットの曲をセイバーの基板『SYSTEMⅡ』で編集したものと古代祐三氏と安井洋介氏編曲のアレンジバージョンが収録されている)
関連タグ
レトロゲーム STG ナムコ バンダイナムコゲームス ドラゴンスピリット
太鼓の達人(ステージ1のBGM『水没都市』が収録されている)