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概要編集

アンジュ達ノーマが戦う人類の敵で、次元を越えて侵攻してくる巨大攻性生物の総称。

「DRAGON」とは「Dimensional Rift Attuned Gargantuan Organic Neototypes(次元を越えて侵攻してくる巨大攻性生物)」の各単語の頭文字をとって名付けたもので、空間に門(ゲート)を開いて現れる。外見はファンタジー作品に登場するドラゴン(飛竜やワイバーン)に酷似しており、個体差が大きく、15~20mの小型級から全長100mを越える大型級などの体格によって「スクーナー級」や「ガレオン級」、「ブリッグ級」などに分類されている。


肉食性で、メイルライダーも捕食対象するなど、凶暴な性質でありながら、フライトモード時のパラメイルに体当たりすることでライダーを機外に放り出したり、戦況に応じた攻撃方法を用いたりするなど高い知能を持ち合わせている。

一方で、多数の飛行艇で運ばれた仲間のドラゴンを助けようとするなど、仲間意識が強い。

個体によって様々な攻撃手段や能力が異なり、ブリッグ級などの小型種は多数の群れで行動し、連携攻撃を得意とし、口から光線を放つが、防御面は脆く、実戦経験が高いメイルライダー一人なら倒せるほど弱いが、ガレオン級などの大型種は、魔法陣の発動で防御壁の展開や固有の特殊攻撃を行い、頭部を損傷しても活動するほどの生命力を持つ。


またそれまでに人類(アルゼナル)が遭遇したことがない個体は「初物(はつもの)」と称され、それを討伐することは勿論、戦闘記録を回収することだけでもライダーの報酬が跳ね上がると言われており、その為、それを討ち取ろうと決起するメイルライダーが多いが、逆に返り討ちされる危険性を持つ。


次元を越えて侵攻してくるドラゴンであったが、何故この世界に侵攻するのかは今だその目的は明かされていないが、作中マナ国家のものと思われる多数の飛行艇が氷漬けになったドラゴンを運んでいるシーンが写されており、マナ国家がドラゴンの死体を何に使うのかは謎であるものの、何らかの関係を持っている模様。

更にこのドラゴンの存在はアルゼナル同様最高機密で、政府首脳以外のマナ国家のほとんどの国民達には知られておらず、機密漏洩の恐れが有る者はたとえマナを使用できる者でも殺されるかアルゼナルから出られなくなるかのどちらかしかない。


種類編集

  • スクーナー級

体色が朱色の15~20mの小型級。主に群れで行動し、口から光線を放つが、銃弾やナイフなどで負傷するなど防御面は弱いが、物量による攻撃を行う。

ヴィヴィアンがスクーナー級に変身するほか、サラやリィザも翼や尾の色から同様と推測される。

劇中の様子からも、スクーナー級は女性型限定である模様。


  • ガレオン級

男性型のドラゴン。体色がダークブルーの100mを越える大型級。魔法陣の発動で防御壁の展開や固有の特殊攻撃を行い、頭部を損傷しても活動するほどの生命力を持つ。


  • ブリッグ級

おそらく男性型。新たに出現したタイプで、他のドラゴンとは異なる能力を持つ。


  • フリゲート級

おそらく男性型。ドラゴンの中でも高い能力を有している模様。











正体編集

以下ネタバレ注意















ヴィヴィアンの一時的な竜化により、ドラゴンの正体が本来の人間達の変異した姿である事が判明する。

アルゼナルで生きることに愛着を持ったタイミングで、実質的に「今までお金を稼ぐ目的で人間を殺してきた」という真実を知ったことで流石のアンジュも吐き気をもよおし……真実を隠し続けたジルに恨み節をぶつけた。


22世紀末、本来の地球では「ドラグニウム」と称される強大なエネルギーを持つ超対称性粒子の一種が発見されるも、その力が戦争に転用された結果、環境汚染、民族対立、貧困、格差等の問題が解決しないまま地球の文明は崩壊してしまった。

その解決策として、地球に残された人類は、汚染された地球に適応し、更には地球の浄化と再生を行うべく、自分達の身体を遺伝子レベルで生態系ごと造り変える決断をしている。その結果、誕生したのが「ドラゴン」である。


男と女では生物的な特徴が大きく異なっており、男が人間としての姿を持たずガレオン級以上の大型ドラゴンの姿を維持し続けているのに対し、女は人間と竜の二つの姿を持っている。この為、ドラゴンの女達にとっては、人間の男は非常に珍しいものとなっている。

また、男達は汚染された地球を「浄化」する為に、ドラグニウムを取り込んで、体内で安定化した結晶にしている事を役目としているのに対し、女達は竜の姿になって男達の作業を手伝ったり、子を産んで育てる事を役目としている。

また、ドラゴンの中には多くの種族が存在しており、ヴィヴィアンラミアなどの一族「シルフィス」やサラのようにアウラの末裔にしてドラゴン種の指揮官を務める一族「フレイヤ」など存在する。


ドラゴンの咆哮(声)は人間のマナに作用して狂わせる効果を持つ。それによりマナを持たないノーマしかドラゴンと戦えない。

また、咆哮は調整する事で相手のマナだけを封じ、気絶させる事も可能。


ちなみに、どこぞのラブコメ漫画の影響か、女性の尻尾は性感帯となっているらしく、アンジュに尻尾を噛まれたサラは、身悶えていた


アウラ」と呼ばれる存在がドラゴンの始祖であるが、現在はエンブリヲによって無理矢理連れ出されてしまっており、彼の想像した「マナの世界」を維持する為のエネルギー源として利用されている。また、アウラでも無限にドラグニウムを抽出出来るわけではない為に、マナの世界に侵攻してきたドラゴンの死骸から結晶を取り出し、それをアウラに与え続けている。




関連タグ編集

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