概要
形式番号E・SPT-DL-X。地球解放戦線機構のジョン・ギルバートらが中心になり、グラドス製量産型SPTドトールをモデルに製作した初の純地球製量産型SPT。デビッドやシモーヌの他、レジスタンスのメンバーが搭乗する。
ゴステロの駆るダルジャンとの戦闘による試作機の損失や地下工場の崩壊などにより開発に遅延が発生したため、本格的な配備が始まったのはTV版の最終話&OVA版となる。
バックパックには地上走行時に用いる大型の砲架を持ち、ローラーで移動する形態から、それを背中に廻して飛行する他、敵に格闘戦を挑む際には強制排除も可能。出力8.5MWの連装砲座形式のレーザードライフルのほか、折りたたみ式の大型シールドと一体化したナックルショットを装備。地上での最高速度は時速250km/hで、モデルとなったドトールの230km/hを上回る。
グラドスに対して科学力で劣る地球製の機体故に性能的にはグラドスの正規SPTに見劣りするが、地上戦ではドトールと互角の戦闘能力を持つ。
OVAでは「ロードテイラー」へと機体名を改めたことがアナウンスされたが、さして浸透しなかったようで、『スーパーロボット大戦』シリーズでは初期の「ドール」の名前で参戦することが多い。同ゲームにて地上走行形態への変形を再現しているのは現時点では『スーパーロボット大戦64』のみだが、『スーパーロボット大戦GC』以降のシリーズでは変形が廃止された代わりに修理装置、補給装置を搭載し、サポート機としての側面を持っている。