概要
エイハブ・リアクターを搭載した機動兵器に採用されている特殊装甲。
装甲表面に特殊な金属塗料が蒸着されており、エイハブ・リアクターから生成されたエイハブ粒子の崩壊で発生するエイハブ・ウェーブに反応して複層分子配列を形成することで衝撃の吸収と拡散が可能になり、実弾に対する防御力が向上するようになる。装甲表面が鏡面状に平滑になっているため、ビーム兵器に対して絶大な防御力を発揮できる。
通常の射撃兵装では大きなダメージを与えにくいが、蒸着によって薄い塗膜が形成されている都合上、経年劣化や塗膜の剥離は避けられず、近接格闘戦による打撃で塗膜が剥がれて性能が低下する弱点も存在する。また、大質量の砲撃や一点を集中した連続攻撃、高熱を発する兵器の攻撃に弱いのもネックである。
エイハブ・ウェーブに反応して装甲を強化する性質上、エイハブ・リアクターの停止状態では意味を成さない。
ナノラミネートアーマーを構成する特殊な金属塗料は色によって価格が異なっており、白が最も安く、紫や黒が最も高いが、色による性能の差はほとんど無い。
ナノラミネートアーマーの上位装甲としてナノラミネートコートが存在し、ナノラミネートアーマーを特殊な技術で何層にも重ねたもので非常に高い防御力を発揮できるが、時間的な製造コストが莫大であることから一般採用されることは無く、現在はロストテクノロジーとなっている。
ナノラミネートコートはガンダム・グレモリーの頭部を覆う装甲に採用されている。