曖昧さ回避
概要
それまでシリアスな役どころが多く、「笑わない女優」と呼ばれていたグレタ・ガルボが初のコメディ映画に挑戦した作品。
キャッチコピーは「ガルボ 笑う!」
当時アメリカの敵だったソビエト連邦を風刺した作品でもある。
あらすじ
ソビエトからパリへ、三人の役人が貴族から没収した宝石を売り払うためにやってきた。それを知った宝石の元々の持ち主である大公妃は愛人であるレオン伯爵に命じて三人を懐柔し、パリでの享楽的な生活で彼らが本来の仕事を忘れさせてしまう。不信をいだいたソビエト政府は厳格な共産党員ニノチカを派遣した。ニノチカは三人に仕事を言いつけつつパリの街を一人視察していたが、偶然のことからレオンと知り合う。レオンからの熱心なアプローチを受け、パリの街を観光しながらニノチカはレオンとの距離を縮めていくが、やがてお互いが敵対的な立場にあることに気付いてしまう。