概要
民俗学者・柳田國男の弟である画家・松岡映丘に師事した、大正~昭和期にかけて活躍した民俗学者・画家である早川孝太郎によって『郷土研究』四巻五号「鳥に関する俗信」で紹介された怪鳥。
愛知県南設楽郡では、ニヲヒ鳥が家を挾んで鳴くと、その家の病人は死ぬといわれていた。
またこの鳥は春や秋になると、夕方に人の呻くような声で鳴くともいわれる。
なおニヲヒとは「呻吟(苦んでうめく様子や声)」のことを意味するのだという。
この妖怪はツイッターの伝承妖怪お題絵において、最後である平成27年12月のお題として出され、妖怪絵師によって新たな姿が与えられた。