概要
CV:鈴木勝美
数字の2のような形をした剣・ショーテルを得物とした剣士。魚人一の剣士を目指す野心家。
容姿・能力
常人の倍以上ある恵体とジンベエのようなへの字口と牙、そしてアンコウらしく先端に球体のついた触角が特徴。この球体はまばゆい光を放つ。魚人の怪力とショーテルを扱う剣技、そして触角の球体から放つ光による目眩ましを駆使して戦う。
活躍
雑兵を倒したゾロの背後から不意打ちで襲いかかるが難なくガードされ、「ヌルル…流石にこの程度の不意討ちは効かないか」と呟きながら「近い内に魚人一の剣士になる男……ヌル様さ!!」と自己紹介。
その際少し斬り結んで「てめェは弱いな」と吐き捨てられるも、「これでも同じことが言えるかよ!!」と球体から光を放ち目眩まし。
「目が見えなければおれ様の剣技は避けられまい!!!」とその隙に斬り伏せようと目論んだが、それも読み越したゾロは球体を斬り「目で"しか"見ねェ…だから弱ェんだ 出直してこい!!」と吹き飛ばす。
それでもヌルは「今のはまぐれに決まってる…!!魚人一の剣士になるはずのこのおれがこんなところで……!!」と戦意を見せるも、そこに現れたヒョウゾウに「…誰が魚人一だって?」と斬り捨てられ、今度こそKOされた。
その後どうなったのかは不明だが、新魚人海賊団の構成員であるため、もし存命だったらクーデター終結後は徒労刑になったと思われる。
余談
アニメ版ではコイツとの戦闘が描写された都合上、ゾロがヒョウゾウとの戦闘に突入した際に言った「"新世界"に入る前の肩慣らしにゃなるかもしれねェ…!!」の前には「さっきのアンコウよりは歯応えありそうだな…!!」という追加セリフがある。
ヌルがザコ同然だった分どこか期待していたことが窺え、ヒョウゾウも「いいねェ!!それでこそ剣士だ!!手応えあるよォ~!!!」と嬉々として刀を振るっていた。……が、結局コイツもゾロを満足させるには至らなかったらしく、最終的には「魚人島で一番強ェ剣士を連れてこい!!お前じゃ退屈しのぎにもなりゃしねェ」とあっけなくやられてしまった。
ゾロが2年間実戦で徹底的に鍛え上げてきたとはいえ、「魚人島最強の剣士」もそこまで大したことはないという構図に……。
ちなみにヒョウゾウはエネルギー・ステロイドの反動で一気に老化し再起不能と化してしまったので、ヌルも野望通り「魚人島ナンバーワンの剣士」を目指せる可能性は出てきたが、そもそもはっちゃんが「一人(ヒョウゾウ)を除けば魚人島でNO.1の剣豪」だと名乗っていた以上、少なくとも彼に勝たねばナンバーワン剣士は名乗れないだろう(物語序盤の「アーロンパーク編」で戦った相手とはいえ、流石にヌルよりは強い……はず)。
同じ東の海編(こっちは直前のバラティエ編)でジュラキュール・ミホークがゾロに言った「井の中の吠えし蛙(かわず)よ、世の広さを知るがよい」という言葉はコイツにこそふさわしいのかもしれない。
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