概要
黒豹のような外見の魔法動物。この世にいる魔法動物の中で最も危険と恐れられる。
英名 | Nundo |
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原産地 | 東アフリカ |
分類 | 動物 |
危険度 | XXXXX(飼育不可能・魔法使い殺し) |
特徴
豹やライオンに似た外見を持ち、それらの動物を上回る巨体を持つ。しかしその巨体に反してまったく音を立てず、無音のまま活動できる。特に警戒すべきは、ヌンドゥの吐息が含む猛毒であり、酷いと村一つを村民ごと容易に殲滅するほどの疫病をもたらす。
さらにヌンドゥは生命力・耐久力が凄まじく、一体につき百人以上の魔法使いが最低基準というドラゴンを上回る強靭さを誇る(それ以下の人員による公式討伐記録はない)。
三大魔法学校対抗試合の第一課題で輸送されたドラゴンが10人規模のドラゴンキーパーに抑え込まれていた場面を見れば、いかに厄介か解るだろう。
しかしニュート・スキャマンダーは本来XXXXX(=訓練することも、飼いならすこともできない)に属するヌンドゥを一体、えさを与えて飼いならしている。
来歴
魔法使いのエルドン・エルスリックルは窃盗罪での逮捕を逃れるためアフリカへ渡航した後、ヌンドゥの幼獣を手に入れた。ロンドンに戻ったエルスリックルは、アフリカで知った開錠呪文で再び泥棒を働き、自分の家とそこに蓄えた大量の宝をヌンドゥに守らせた。彼は自宅にいる時は毎日ヌンドゥに麻痺呪文をかけ、外出する時だけ復活させることで、この獣を抑えつけていた。
しかしブラグドン・ブレイが開発したアロホモラへの対抗呪文によって近隣のすべての家が保護された際、エルスリックルは怒りのあまりヌンドゥを麻痺させておくのを忘れてしまい、素早く殺された。
1926年当時、ニュート・スキャマンダーはニューヨークへ旅した際にスーツケースの中でヌンドゥを1匹飼育していた。