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ノラン・オシェット

のらんおしぇっと

アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場する、ガミラス側の新規キャラクター。二等臣民である惑星ザルツの兵士で、最年少ながらも特殊部隊に所属している。救助したユリーシャの正体が、実は森雪と知りつつも、最期まで護衛した。
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自分は、しばらくあなたのお世話をさせていただく、ノラン・オシェット伍長です

CV:柿原徹也


概要編集

  • 所属:大ガミラス帝星 B特殊戦群第442特務小隊
  • 階級:伍長
  • 肩書:特務小隊隊員
  • 年齢:地球換算で21歳

 『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場する、ガミラス側の新規キャラクターの1人。物語前半で登場したヴァルケ・シュルツ大佐や、ヴァルス・ラング中佐らと同様の惑星ザルツの出身者である。惑星ザルツの義勇兵で構成されているB特殊戦軍所属第442小隊の一員。しかし配属年数が比較的浅いようで、生き残った4名の中では新米に類する。

 初登場したのは七色星団海戦前夜で、エルク・ドメル上級大将がヤマトを迎撃するのと並行して行われる、ユリーシャ・イスカンダルの救出作戦の為に手配した部隊の一員として姿を見せている。

 ヤマトに潜入し救出したのがユリーシャではなく森雪である事に気付いたが、それでも最後の最後までエスコート役をすることとなる。


人物編集

 純情且つ生真面目な性格の持ち主。小隊がヤマトに潜入した時は不安な表情が見られたものの、1人になってしまってからは、隊長であるゲルト・ベルガー少尉の遺言通りに、ザルツ人としての誇りをかけてユリーシャこと森雪を護衛し続ける。

 被征服民族であるため、二等臣民としてガミラス人からは見下されているものの、それに屈する事はなかった。収容所惑星レプタポーダでも、権力を笠に着るデバルゾ・ボーゼン所長から見下されていたが、逆に「俺達だってガミラス人だ!」と反論するなど、気骨ある場面も見られた。

 しかし、根が真面目で純粋なためか、女性対しては免疫が無い。時折だが、赤面したり見とれたりと、女性への戸惑いや不慣れさが見られている。雪に手を差し伸べられた時に握った手を眺め、その温もりを確かめるなど、純情性が表れている。


雪への想い編集

 半ば成り行きでユリーシャの護衛をする事となったが、途中でイスカンダル人ではないことに気付いていた。ガミラス本星で確信を突いたものの、ユリーシャとして護衛を続けると断言した。恐らくは純情な性格もあるが、収容所惑星で彼女に手助けされた事が要因の可能性も高い。(或いは、偽物を救助したと発覚したら、ザルツの面目がない、という見方も出来るのだが)

 最後の第2バレラスの自爆時には、彼女ではなく自分の身を犠牲にすることを決意。その為に一芝居打つ等の行動に出ていた。最後の瞬間には、雪の本名を聞きそびれたことを悔やんでいたことからも、地球人としての雪に好意があったとも考えられる。


経歴編集

七色星団海戦まで編集

 七色星団海戦の前夜に招集される。フォムト・バーガーから、半ば喧嘩を売られる様な発言をされるが、ノランがガミラス国家を歌い始めた。これに乗ってバルシュ・メックベリス・ノイチェも続いて、ベルガーも歌いだした。この機転によって、ザルツ人にもガミラスへの忠誠があることを示すことになった。

 七色星団では、救出対象であるユリーシャのホログラムを見て「綺麗な人ですね」と思わず呟いており、ノイチェにからかわれている。ヤマトに潜入した際に行動したのは、ノランを除いた3名で、本人は出入り口の確保に残った。しかし、救助に成功したと思った矢先に保安部隊に発見され銃撃戦になってしまう。隊長他2名は戦死するも、ノランはただ1人生き残ってユリーシャを連れて脱出した。

 その後、ガミラス本星に辿りつくまでに護衛役として就くことになる。雪が目覚めて初めて会話をした際「貴方はガミラス人?」と尋ねられ、思わず手に力を入れてしまうが、同時にユリーシャではない可能性を見出していたと考えられる。


収容所惑星レプタポーダまで編集

 惑星レプタポーダでは、送り届けてもらった次元潜航艦UX-01から離艦、そのまま雪の護衛を続けようとするが、所長のボーゼンに「二等臣民如きの出る幕ではない」と言われ突き放されそうになる。食い下がらずに「俺達っだってガミラス人だ!」と反論するも、ムチに打たれ激発寸前になった。そこに雪がユリーシャを演じ、ノランに対して「貴方の役目を果たしなさい」と命じる事で、その場の混乱を収拾させる。この際、手を差し伸べられたノランは、彼女に対する見方に変化があった模様。

 反乱分子によってレプタポーダが混乱に陥り、止む無く脱出を決意。途中、同胞のザルツ人が襲ってきたために射殺してしまい、同様の色を浮かべていた。その後、再び次元潜航艦に乗って、ガミラス星に向かう事となった。


ガミラス星にて編集

 前回に不振に思われた疑問点が、雪の受け答えで露わになった。彼女が惑星イスカンダルを「綺麗な月」と呟いてしまったために、正体が地球人である事が暴露されてしまったのである。しかし、ノランは偽物と知りつつも最後まで護衛する事を告白した。

 ヤマトが突入してきた際、混乱に乗じて脱出しようと提案。その際にスカートの裾を破って走り易い格好になる雪に対して、赤面していた。脱出しようとした矢先、ノランと雪はデウスーラⅡ世のコアシップに乗っていた為、デスラー総統と共に宇宙へ飛び立つことになってしまう。

 第2バレラスに到着した2人は、そのまま宇宙服を着てデスラー砲制御室に潜入。そこで、デスラー砲の自爆を行おうとする雪に対して、「何故、そこまで頑張ろうとするんですか!」と戸惑いを覚えていた。しかし、彼女を死なせるわけにはいかないと感じ、ノランは意を決して一芝居を売った。

 雪に銃を突き付けて、このデスラー砲を護るふりをしつつも、彼女を制御室から隔離。「ここで、おわかれです」と最後に本音を告げると、雪を宇宙空間へと放出してしまった。そしてデスラー砲の発車直前、エネルギーコアを暴走させた。

 最期の瞬間になって彼は、ユリーシャではなかった地球人女性である雪の名前を聞いていなかったことを思い出す。


そうだ、あの人の本当の名前・・・・・・聞いてなかったなぁ・・・・・・

殉愛 【とりあえず完成版】


思い出深そうにしながらも、彼は命と引き換えにデスラー砲を破壊したのである。


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宇宙戦艦ヤマト2199

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