私は、ええと
名前、ノーマというの
概要
『Fate/Labyrinth』にて登場した魔術師。橙色の髪(実際は少し桃色がかっている。また、作中で「橙色に染めた髪」と表現されているため、染めているのかもしれない)を持つ少女。
年齢は十代半ばらしく、キャスターのスタイル抜群の裸体を見て自分の未成熟さを意識してしまうなど、年頃の少女らしさが言動の端々から見て取れる。
『Fate/Labyrinth』の前半部の視点人物であり、後半部の主人公。
人物
よく言えば慎重、悪く言えば臆病。あまり戦闘者や魔術師には向いていない。
自分の才能のなさを自覚しており、そのためか、自分を卑下する傾向がある。
その一方で出会ったばかりの間柄のグレイを死なせたくない一心で前へ進み、手を伸ばそうとする心の強さも持っている。
略歴
代々続く魔術遺跡探索者の一族に生まれ、本人もその道を生業とする。
魔術協会から依頼される形でコーバック・アルカトラスの第七迷宮の探索に乗り出すものの、探索部隊は彼女を残して全滅。
彼女自身も死ぬ筈だったが沙条愛歌に憑依されてセイバーを召喚し、迷宮の探索を視点人物として追いかけていく。
能力
遺跡探索者としての基礎知識は有しているが、魔術刻印は貧弱で、魔術師としてはそう高い能力は持たない。
「妖精眼(グラムサイト)」と呼ばれる魔眼を持っており、神秘に関連する事象に巻き込まれやすい性質がある。本人はあまり大したことはないと思っているようだが、ある程度慣れればサーヴァントの高速戦闘を目視で把握できるほどの視覚を発揮できる。東洋の「浄眼」に近い魔眼であるらしい。
また、魔術師としては探索の魔術や簡単な治癒魔術、転倒(スネア)の魔術(得意としているらしい)を使用することもできる(本人曰く、「礼装があれば」の話らしい)。作中では探索の魔術を使用しており、このときは天秤型の魔術礼装と岩塩(触媒)を使用していた。
人間関係
今回の聖杯戦争に紛れ込んだイレギュラー。彼女に一時的に憑依される形で肉体の主導権を奪われる。
肉体の主導権が戻った後、彼女の残滓に導かれてヴォルフガング・ファウストゥスを撃破した。
この作品では、愛歌はノーマの肉体に憑依しているため能力が弱体化しており、そのためか無垢な少女のような言動をとっているため(ある意味無垢ではあるが)、ノーマの目にもそのようにしか映らなかった。
迷宮で出会ったサーヴァントの一人。
今作ではマスターなし。
ラストでセイバーから愛歌への贈り物の礼装をノーマに預け、
「真名はどっかであんたがオレのマスターになったら教えてやる」と言い残して消えた。ラストで株を上げていくスタイル。アーチャーさんマジイケメン。
迷宮で出会ったサーヴァントの一人。
こちらも今作ではマスターなし。
その高潔さから「英雄」「高潔なひと」「天使」と大絶賛していた。しかし、そのとき彼女は愛歌に憑依されていたためその気持ちを伝えられず、彼もまた自分をいまだかつてないほど認めてくれた人物がいたことに気づいていない。迷宮脱出後にでも言えていたらいいのだが。
迷宮で出会った少女。
ノーマは最初ランサーのサーヴァントだと勘違いしており、それが彼女を窮地に立たせることとなってしまった。
余談
- グレイの設定担当の三田誠曰く、彼女とグレイは似たもの同士とのこと。
- 彼女の姓「グッドフェロー」はイングランドの妖精「ロビン・グッドフェロー」に由来すると思われ、妖精眼を持っていることから、妖精との混血説が流れているが、詳細は不明。
- 「ノーマ」という名前は大好きな祖父がつけてくれたものらしい(他にも魔術師や探索者としての知識を教えてくれたりしていたらしい)。父は妙な野心ばかり昂ぶらせていたとのことなので、彼女の性格は祖父母、あるいは母に似ているのかもしれない。
- グレイに「ランサーではない」と言われた際、「鎌による『収穫者(リーパー)』なんてクラスは聞いたことがない」と考えていた。
- 上記の通りキャスターをスタイル抜群と称し自分の未成熟さを意識するのだが、挿絵で見る限り彼女自身も結構なものをお持ちである。理想が高いのだろうか。