ハッシュ(ライブアライブ)
はっしゅ
くだらない人間達の為に行くのではない
私が弱い人間ではない事を···証明するためだ
CV:菅生隆之(リメイク版)
隠しシナリオである『中世編』の登場人物。
かつて、ルクレチア王国の王妃であるアリシアの母が魔王にさらわれた際、僧侶ウラヌスと共に魔王を倒し、彼女を救出した『伝説の勇者』。しかし、勇者の名声を持つ自分ばかりあてにして、己からは何もせずに堕落していった人々に絶望。現在は『勇者の山』の奥に隠棲してしまっている。表舞台には全く出ようとせず、『勇者の山』頂上に自らの墓まで作ってしまっている。極度の人間不信に陥っており、オルステッドとストレイボウが訪れても口を聞こうとすらしない。
『勇者』と呼ばれるだけあって戦闘能力は非常に高い。彼が使う技は後々オルステッドも使えるようになるが、この時点ではパーティー最強であり、主戦力として活躍する。ただし、戦士として既に成熟しているせいか、あるいは老齢のためか(※)、レベル上昇による新技能の習得や能力値の上昇などはない。必殺技は魔王を打倒した伝説の奥義“デストレイル”。少々タメ時間はかかるのと自分の能力が下がるデメリットはあるが、魔王討伐には必須である。パーティー加入期間は短いためオルステッドがジャンプショットやヘキサフランジと言った安定したダメージソース技を覚えるまではハッシュを主力にしてレベル上げをしておけばだいぶ楽になる。
また、中世最終編対策として宝箱を開けないでプレイした場合、その時点で手に入る最強の防具(鎧のアイロンスーツ、足装備のチャリオブーツ、兜のアイスヘルム)を装備しているため、オルステッドの装備と交換させられてしまう事も多い。
※···この頃の時田プロデュース作品には、こうした『老齢ゆえのリアリティ』が妙に多い。FF4のテラがレベル上昇と共に能力が衰えていくのが格好の例と言える。
中世編
オルステッド達はハッシュのかつての仲間であるウラヌスとともに再び訪れても、ハッシュが態度を変えることは全くなかったが、臆病者と発破をかけられ、「人間のためではなく、自分が臆病者ではないことを証明するために戦う」としてパーティに加わる。
オルステッドたちと共に魔王を倒すが、その手応えのなさから、自分達が倒したのは本当の魔王ではないことに気付く。しかも、その直後に激しく吐血してしまう。実は死病を患っており、余命わずかな身体を押しての出発だったのである。そして「少しは勇者らしい最期をむかえられそうだ」と自重気味に笑うと、勇者の剣『ブライオン』と「自分を信じてくれる人が1人でもいる限り、その人を信じるのだ」との言葉をオルステッドに託して散る。
最終編
オルステッド以外を主人公に選んだ場合、心のダンジョンにて、かつてルクレチアに住んでいたさまよえる魂たちと出会うことができる。その中には哀しそうに呟くハッシュの姿もあった。
「私以上に···あいつは人間を信用しなくなってしまった···」
…この言葉通り、若き勇者オルステッドはハッシュの人間嫌いを通り越して、人間を憎悪する存在に成り果ててしまい、中世編で彼が最期に説いた「自分を信じてくれる人が1人でもいる限り、その人を信じるのだ」の言葉も結末から言えば非常に皮肉なものとなってしまった。
作中の関連キャラクター
中世編開始前の時系列の時の魔王討伐に同行した仲間である僧侶。
自分に魔王討伐の助っ人を頼んできた戦士と魔法使い。だが、ストレイボウはオルステッドへの逆恨みからとんでもないことをしでかしてしまい、それによってオルステッドは第二の魔王となって世界を滅ぼしてしまった。
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討伐すべき力の象徴/自然に息づく全ての存在に宿る神性 辰年です。旧正月を過ぎました。明けましておめでとうございましたの意味はそんなにない、「竜」と「龍」の技を会得する別世界のそれぞれのお話をば。 それぞれ独立したお話です、クロスとかではございませぬ。 さて、西洋と東洋じゃ、ドラゴンの印象違いますよね。 最近は良き西洋ドラゴンのお話も多いですけど。 マスタードラゴンとか(…良きドラゴンか…?) エメラルドドラゴンのアトルシャンとか(古くね?) FEの竜人の皆々様とか………6,419文字pixiv小説作品