概要
ハンガリー国防軍とは、ハンガリー共和国及びハンガリーの国軍であり、マジャル語ではMagyar-Honvédségという。
1990年に民主化した際、それまでのハンガリー人民共和国の国軍であったハンガリー人民軍(※マジャル語ではMagyar-Néphadseregという)から現在の名前に改めている。
民主化当初は、かつてのワルシャワ条約機構加盟国であったこともあり、陸軍、空軍併せて装備の全てが旧ソ連製或いは、それを自国でライセンス生産したものであった。
しかし、1999年にかつてハンガリー共和国と同じく、ワルシャワ条約機構を構成していたポーランド共和国やチェコ共和国と同タイミングでNATOに加盟すると、そこから次第に装備の西側化が進むこととなった。
しかし、現在のハンガリーの財力でハンガリー人民軍時代の装備を、全て西側のもので置き換えるのが難しいためか、現在もなお東側の兵器が陸軍、空軍で多く使用されている。
問題点
2015年、ハンガリー政府は隣国、セルビア共和国との国境を中東からの移民の流入を抑えるために封鎖。国境にはフェンスが張られ、その周辺をハンガリー国防軍がハンガリー警察と共同で警備しているが、兵士達のセルビア共和国側に取り残された移民達に対する扱いが暫し問題になっている。
組織
•ハンガリー陸軍(Magyar-Szárazföldi-Haderő)
その他
ハンガリーは内陸国であるため海軍を保有しない代わりに、ドナウ川の警備を行う陸軍管轄の水上警備隊が存在する。
関連タグ
ハンガリー ハンガリー陸軍 ハンガリー空軍 Magyarország Magyar-Honvédség Magyar-Szárazföldi-Haderő Magyar-Légierő NATO