バラード(ロックマン)
ばらーど
「オマエは所詮ナンバー2だ!」
RKN.003
『ロックマンワールド4』のオリジナルロボットで、ロックマンキラーの第三号。
プライドが高く、形勢不利でも素直にはやられない執念深さを持つ。自分が常にナンバーワンだと思い込んでいる。
体当たりのほか、大小2種類の爆弾「バラードクラッカー」で攻撃する。
中間ステージとバラードステージの二箇所に現れ、2度戦うことになる。2回目は姿が変わり、大型のバラードクラッカーを撃ち出したり、地面に設置して時限爆弾のように爆発させるなど、若干強くなっている。
弱点はパワーストーン。
名前の由来は音楽ジャンル「バラード」から。
後に『ロックマンワールド5』『ロックマン10』で再登場する。
『ロックマン10』ではスペシャルステージ3に登場する。
ステージBGMは『ロックマンワールド4』のバラード戦及びワイリー戦艦の中ボス戦のBGMをリミックスしたアレンジとなっている。弱点はスクリュークラッシャー。
『ロックマン10』でバラードと戦う際、特定条件によっては第二形態で戦うことがある。
『ロックマンワールド5』での弱点はバブルボム。動きが遅くなり、倒しやすくなっている。
『コミックボンボン』で『ロックマン8』及び『ロックマン&フォルテ』をコミカライズした出月こーじ氏が初めて手掛けたというロックマン漫画『ロックマン バーニングショット』ではワイリー博士及びフォルテ(ロックマン)と共演している。
設定上フォルテと性格が似ていることもあり、ワイリー博士が新開発した「スーパー探知装置」を彼に譲ったことへの嫉妬、ワイリー博士に対する生意気な言動、何よりもソリが合わないことなどが原因となりロックマンが攻め込んできた要塞の正門で仲間割れしたフォルテを、「ロックマンの前から遁走したところを背後から撃たれた」との讒言で背後から破壊しようとするという暴挙に出る(云うまでもなくワイリー博士もモニターで観察しているのに)。
しかも鬱憤晴らしとして捲し立てているさなか、その音響を頼りにして正確な間合いを察知したフォルテに、消火用スプリンクラーでできた水溜まりにレーザーを反射されて討伐されるという只の噛ませ犬でしかなかった。
なお、この作品を上梓してからだいぶ時間が経過した後になってから出月氏は『ワールド4』がどう展開するかの情報を得たらしく、バラードへの懺悔として『ロックマン&フォルテ』単行本にはゲームの大団円で彼が演じる大役をイメージしたイラストを挿入している。
獲得武器
バラードクラッカー
地形もしくは敵に当たると爆発を起こす爆弾を投げ飛ばす。
燃費は1発0.5メモリで、装弾数は38発。連射性能は画面内1発。
威力は基本3だが、プレスン(HP10)には5ダメージ、コッコ(HP6)は一撃、と一部の敵にはそれ以上に高いダメージを与えれる。さらに8方向に投げ分けることが可能。
盾を構えているタテパッカンに当てれば、爆風で盾越しにダメージを与えれる。
このように、高威力かつ低燃費で攻撃範囲が広いため、バスターの代わりとして使いやすい。ワイリーステージはこの武器だけでも制覇できる。ワイリーマシン相手ではアイアンゴーレム頭部、最終決戦のUFOとの直接対決で使用する。初戦の胴体はロックバスターでも大丈夫。前作のワイリーマシン・ワールド3号と違って与えられるダメージが少ない、という問題点は無いが、連戦なので無駄遣いは禁物。
10ではエンカーの弱点武器となっている。なお、10版はワールド4の「ロックマンを中心とした発射」ではなく「ロックバスターの位置を中心とした発射」に変更されているので攻撃の際は注意。
ありがひとし氏が『ロックマンマニアックス』の資料編で掲載した内容ではバラードクラッカー内部に搭載されている複数のセンサーが作用することで炸裂した威力に指向性を持たせることができるため貫通性に優れていると、仮面ライダーZXの必殺武器「衝撃集中爆弾」同様の兵装に設定されている。