バロン・ゴング・バトルは週刊少年チャンピオン連載の漫画作品である。(1997年に連載)
作者は田口雅之先生。現在は連載を終了している。
内容は怪物の登場する能力バトル漫画。
敵は、第二次世界大戦中にナチスドイツが開発した「超人類ネオ・ヒューム」
主人公は、ネオ・ヒュームによって最愛の恋人を殺され、その復讐からネオ・ヒュームとの戦いに身を投じていく。
バロン・ゴング
主人公。筋肉ムキムキのオッサン。
酒場のオーナーであり、優しく正義感の強い漢。
最愛の恋人をネオ・ヒュームの男に嬲り殺しにされ、その復讐心からネオ・ヒュームに戦いを挑む。
見た目は脳筋に見えるのだが、頭もキレる。逆境に立たされても諦めない男。
そして、特筆すべきは「ネオ・ヒュームの極悪人は許さないが、ネオ・ヒュームであるというだけで敵視するような、単細胞ではない」ところ。先入観だけで判断せず、人間を見る男なのである。(とはいえ、ネオ・ヒュームのある宿命のせいで、ネオ・ヒュームは全て敵であると判断せざるを得なくなるのだが)
能力名:閃光の裁き(フラッシュ・ジャッジメント)
恋人を嬲り殺しにしたネオ・ヒュームの男から奪いとったネオ・ヒュームの超能力。
左腕にビーム発射口を生成し、そこから理論上全ての物質を消滅させるビームを放つ。
弱点は連射が不可能であること。1回撃つとチャージタイムが必要になる。(当然かなりの長時間)
後の展開で修行して連射できるようになるが、それまではその1発をどう当てるかが戦いのポイントであった。
超人類ネオ・ヒューム
ナチスドイツが戦争中に、軍事転用のために宇宙人の女と人間を交配させて誕生させた超人類。
個体ごとに様々な超能力を持つ。そしてどんな怪我をしても必ず回復できる再生能力も併せ持つ。
欠点として「何もせずに長時間放っておくと自身の再生能力が暴走し、身体が無限膨張して肉塊になってしまう」という致命的なものを持つが、それを彼らは「自分たちの劣化版の遺伝子を持つ人類を体内に定期的に取り込むことで、その暴走を抑える」という手段でクリアしている。
つまり、彼らはある意味人間を主食にしているのである。(よって人間の天敵)