概要
国鉄門司鉄道管理局は62形客車や12系客車を改造したお座敷列車を保有していたが、旅行形態の多様化により、観光バスでは2階建てバスに代表されるようにデラックス志向が高まっていたため、これまでの和風客車では対応できなくなりつつあった。
このため幅広い層に好まれるゴージャスな車両として開発されたのがこのパノラマライナーサザンクロスである。改造工事は小倉工場が担当した。
6両が基本編成だが3両ずつに分割して運用されることもあった。また、わざわざ専用塗装に塗り替えられたED76とDE10を各一両ずつ用意している。
国鉄分割民営化直前の1987年3月20日に竣工し、同年4月1日より運用を開始した。このため国鉄時代にこの車両は試運転以外では運用入りしていない。